
まさかの逮捕
滋賀県営「びわこボートレース場」(大津市)で昨年7月に開かれたボートレースで八百長をし、300万円を受け取ったとして、名古屋地検特捜部は8日、モーターボート競走法違反(収賄など)の疑いで元ボートレース選手の西川昌希容疑者(29)=東京都練馬区=を、現金を渡したとして、同法違反(贈賄など)容疑で親戚の会社員増川遵容疑者(53)=津市=をそれぞれ逮捕した。
─記事続きあり─
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西川容疑者を知る関係者は「『八百長を指摘する事実無根の書き込みをされ、競走会に聴取された』と話していた。それから理由も言わずに引退し、携帯電話にも出なくなった」と語った。
名古屋地検特捜部は8日、出走するボートレースで順位を操作する見返りに現金300万円を受け取ったなどとして、モーターボート競走法違反の疑いで東京都練馬区の元ボートレーサー西川昌希容疑者(29)を、現金を供与したなどとして親族の津市の会社員増川遵容疑者(53)をそれぞれ逮捕した。
─記事続きあり─
西川が八百長レースをしていたこと自体は完全に想定内だけど逮捕は想定外。
八百長というのは裁判で証明するのがかなり難しそうだけど、きっちり有罪まで持っていく自信があるってことなんでしょうね。
名古屋地検特捜部がとてもつもなく有能すぎるッ…
ヘビー級のボートレースファンが名古屋地検特捜部にいたりして(笑)
しかし大手スポーツ紙での扱いがあまり大きくなくて、ボートレース業界に対する忖度を感じますね。
我が家はスポーツ報知を購読しているので紙面を見てみると社会面で27行ほどのニュースとして報じられているし。
元A1級レーサーが八百長で逮捕されたんだから、ボート面で大きく扱っておかしくないニュースなのに。
八百長とされるレース
西川が引退した時に書いた記事にも貼ったけど、今回の容疑とされるレースはいかにも怪しかった。詳細は前の記事で書いたので省くけど、よくこんなバレバレのレースしたわ。
その勇気は認めてあげたい。そのせいで逮捕されたわけだし。
もう1つの容疑とされた同じ日のレースはインから飛んで道中で2着を取り返している
1号艇とはいえ狙って2着に入るのは難しいのでこれは八百長をしていないか、勝負がかっていないレベルでの軽い八百長(とりあえず1マークでオーバーターンをして2着を狙ってみるという算段)をしたかのどちらかでしょうね。
この日、明らかに勝負がかかった八百長は頑なに3着までに入りたくないという意思表明をした前のレースで間違いない。
正直1号艇で飛ぶ方が2号艇で飛ぶよりも遥かに配当の見返りが大きいのだけど、それまでにも八百長をしていて競走会やファンに怪しまれていたのを知っていたから回避したのではないかと。
八百長を共謀したのは親戚
これが一番ビックリしたのだけど、一緒に逮捕された容疑者は親戚の人間事故艇がいながらの着順操作なんて思い切ったことをするくらいだから、指定されたレースでは絶対に負けないと相当困ったことになるような勢力と組んでいる、あるいは脅されているのかと思っていた。
親戚と組んでいるならあのレースに関しては3着やむなしとしておいても良かったやんね。
親戚のバックに反社会勢力が付いている可能性はあるだろうけど、それでも親戚が仲介者ならば言い訳も利きそうだしね。ボートレーサーでいる限り次のレースなんてまたいつでもあるわけだし。
それをあれだけダイナミックに尻尾を出してアホですね~。
あとは名古屋地検特捜部に全力で頑張っていただきたい。
馬々の黄昏的日記は名古屋地検特捜部を心から応援しています!
