競馬インターネット投票ガイド
インターネットさえ繋がれば日本全国どこの競馬場の馬券でも買えるネット投票システム
競馬ビギナーにも簡単に投票できるように作られているので心配は無用
PCは勿論スマホやタブレットのユーザーにも対応しているのでスムーズに投票出来る。
ネット投票の利点はいつでもどこでも馬券が買えることと、WIN5やトリプル馬単など基本的にはネット投票でしか買えない馬券を購入出来るようになること。
投票サイトの利用登録は簡単
既にネット銀行口座を持っているのならアカウント作成は5分もあれば出来る。
ネット銀行の口座から作る場合でも1週間ほどみておけば大丈夫。
競馬インターネット投票サイトは2024年現在で4サイトが存在
NAR(地方競馬全国協会)では3つのネット投票システムが稼働中。
・南関東4競馬場メインも全競馬場が買えるSPAT4
・全競馬場に対応している楽天競馬
・南関東以外の地方競馬+ばんえい競馬が買えるオッズパーク
※SPAT4もオッズパークも中央競馬交流重賞は全てのレースが購入できる。
そしてJRA(日本中央競馬会)に対応しているのがIPAT
- 📌 地方競馬の馬券投票サイト紹介
- 📌 サイト毎の投票システム点数診断
- 📌 地方競馬投票サイトの解説
- 📌 地方競馬独自のポイントシステムを解説
- 📌 銀行口座の選び方
- 📌 残金の扱い
- 📌 簡単なまとめ
- 📌 2024年のオススメプラン
地方競馬の馬券投票サイト紹介
楽天競馬
投票サイト名 | 楽天競馬 |
---|---|
提携競馬場 | 全地方競馬場 |
提携ネット銀行 | 楽天銀行 |
投票アプリ | iOS/Android |
入出金手数料 | 無料 |
LINEペイにも対応 | ただし入金手数料として110円が発生する。 |
投票特典 | 馬券購入金額から1%~10%分の楽天ポイントが付与される |
・馬券購入で楽天ポイントが貯まる。交流重賞や楽天競馬賞などの冠レースでは10%のポイントバックもある。ただ最近は楽天ポイントより投票用マネーでの還元に主軸を移しそうな予感アリ
・PCでもスマホでも投票システムが凄く使いやすい。
・楽天銀行の口座にしか対応していない。
オッズパーク
投票サイト名 | オッズパーク |
---|---|
提携競馬場 | ばんえい帯広・門別・盛岡・水沢・金沢・笠松・名古屋・園田・姫路・高知・佐賀 |
提携ネット銀行 | 楽天銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、北海道銀行、北洋銀行、七十七銀行、東邦銀行、群馬銀行、足利銀行、常陽銀行、千葉銀行、横浜銀行、北陸銀行、スルガ銀行、八十二銀行、十六銀行、京都銀行、中国銀行、広島銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行 |
ペイジー対応 | ペイジー(Pay-easy)を使えばほぼ全ての銀行口座から入金、投票が可能になる。 ただし本人確認書類の提出が必要。(ネット経由でOK) |
PayPay、LINEペイに対応 | PayPayやLINEペイからも入金できる。 |
投票アプリ | iOS/Android |
入出金手数料 | 無料 |
投票特典 | 馬券購入で貰えるポイントに応じて投票用コインやJCBギフトカードへの交換が可能。会員ランクが上がるとAmazonギフトカード、Pexポイント、PayPayギフトカードにも交換できる |
その他 | 五重勝馬券はオッズパークでのみ購入可能 |
・年間(4月~翌3月)の購入額に応じて決まるステータスで各種特典が貰える。
・月間のレースの購入額に応じて貯まるポイントで各種特典(投票用マネーなど)が付与される。
・競輪とオートレースも販売しているので合算してポイントが貯まる。
・南関東4競馬場の馬券は買えない。
SPAT4
投票サイト名 | SPAT4 |
---|---|
提携競馬場 | 南関東メインの全地方競馬場 |
提携ネット銀行 | ゆうちょ銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)、楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、auじぶん銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、千葉銀行、横浜銀行、住信SBIネット銀行 |
投票アプリ | iOS/Android |
入出金手数料 | 無料 |
投票特典 | SPAT4プレミアムポイントで現金や競馬グッズが貰える |
その他 | トリプル馬単(SPAT4LOTO)はSPAT4のみでの発売 |
・レース購入でポイントが貯まる。
・スマホアプリが使いやすい。
・トリプル馬単が買える。
・倍率アップカードで勝負レースの還元倍率大幅UP
・ベースのポイント還元率が0.5%と楽天競馬やオッズパークよりも低い。
・PCサイトでの馬券購入の使い勝手がすこぶる悪い。
IPAT
投票サイト名 | IPAT |
---|---|
提携競馬場 | 中央競馬&地方競馬指定レース |
提携ネット銀行 | 楽天銀行、PayPay銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、じぶん銀行 |
投票アプリ | JRA公式は無し。外部アプリは存在 |
入出金手数料 | 無料(3回目以降15円/回) |
投票特典 | プレゼントキャンペーンなど |
・中央競馬がメインの人はアカウントが1つで済む
・ポイント付与などの特典が何もない。
・中央競馬開催前日(主に金曜日)はメンテナンスで馬券が買えない。
独断で選ぶ投票システムの評価
各投票サイト毎の投票システムの使いやすさを10点満点で評価してみた。
あくまでも個人的な使いやすさなので人によって多少の違いはあると思うけれど、誰が採点しても4点が10点に勝つことはないと思う。
投票サイト/方法 | PC | スマホ | アプリ |
---|---|---|---|
楽天競馬 | 10 | 10 | 10 |
オッズパーク | 8 | 8 | 6 |
SPAT4 | 4 | ─ | 10 |
IPAT | 6 | 6 | ─ |
※「─」は存在しないか、個人的に使ったことがない投票方法。
地方競馬投票サイト解説
楽天競馬単独、もしくはSPAT4とオッズパークに登録することによって地方競馬全場の馬券が買えるようになる。
どちらが良いのかは楽天銀行の口座を持っているのか、持っていないのかが一番大きい。持っているなら楽天競馬でいいし、持っていないならSPAT4とオッズパークになる。
なおオッズパークは競輪とオートレースの車券も買えて、合わせて会員ランクが上がってポイントが沢山還元されるようになるので、競馬と合わせて競輪・オートも嗜んでいる人はオッズパークがオススメ
IPATの地方競馬発売に関しては金曜日はメンテナンスが入るので絶対に買えないし、ポイントの旨味もないので候補から除外。IPATで地方競馬の馬券を買う人は「絶対に損をしている」と断言できる。
地方競馬独自のポイントシステム
JRAにない地方競馬のスペシャルな魅力が馬券購入でポイントが付くこと。
楽天ポイントが貰えたり、現金やギフトカードなどに交換出来たりする。
このポイント還元では楽天競馬やオッズパークがリードしていて、ポイントシステムでは後発のSPAT4も負けじと頑張っていたけれど、最近は対抗を諦めて3番手でいいやと思っている感がある。
しかし楽天競馬では2023年後半から地方交流重賞の10%還元(それまで交流重賞は漏れなく10%還元だった)が絞られてきていたり、オッズパークでも2024年4月から会員ランクが低い会員はポイントで交換できるものがほぼ投票用コイン一択となってしまったりと、各々の事情で劣化が始まっている。
なおSPAT4はベースが0.5%還元なので、「ポイント10倍」と書いてある場合は5%還元となる。
得られるポイントの価値は1%還元がベースになっている楽天競馬やオッズパークの「ポイント10倍」の半分なので、見た目の倍率だけで飛びつかないように注意してほしい。
楽天競馬のポイントシステム解説
楽天競馬のメリットは馬券購入で楽天ポイントが貰えること
ポイント還元率は競馬場によって違い、南関東、ホッカイドウ、園田、高知などは還元率がやや高く、水沢、名古屋などは1%還元が基本と各競馬場によって還元率が異なっている。
注意点としては複勝ではポイントが付与されないので、ガチガチ大本命の複勝にぶち込んでポイントだけ貰うということは出来ない。なお、これは楽天競馬に限らず全ての投票サイトで同じ。
単勝もボーナスポイントは貰えずに1%だけ還元される。
参考ブログ記事
記事内に書いてあるけど自分の楽天競馬での2018年総購入金額は41万4700円で貰った楽天ポイントは2万9202ポイント
自分の買い方では購入金額の7%近いバックがあったのでかなり大きい。JRAにはないメリット
最後に1つ注意点。ポイントは毎月1回楽天競馬のトップページからキャンペーンにエントリー(ワンクリックでOK)しないとポイントが付与されない。
わからなかったり、不安な方の為に画像を貼っておくと… 「日替わり」と「ポイント大盛り」キャンペーン。この2つに毎月エントリーしておけば問題ない。エントリーは月内なら馬券を購入した後でも大丈夫。
なお楽天競馬は楽天銀行口座にしか対応していないので、投票するには必ず楽天銀行の口座が必要になる。
オッズパークのポイントシステム解説
オッズパークも投票キャンペーンに力を入れており購入金額の3%、5%は当たり前、10%ポイント還元しているレースも多い。
貯まったポイントは100ポイント単位で「OPコイン(投票用マネー)」「Amazonギフトカード」「PayPayギフトカード」「PeXポイント」、1000ポイント単位で「JCBギフトカード」に交換出来る。
しかし、これまでは全ての会員が好きな景品に交換できたけれど、2024年4月の改定でプラチナ会員(年間500万円以上購入)以上でないとOPコインかJCBギフトカードにしか交換できないように改悪されてしまった。
OP(オッズパーク)コインは投票にしか使えないマネー。OPコインで馬券や車券を買って的中払戻しを受けることで初めて出金が可能になる。
そして大事な注意点としてオッズパークポイントは1ヶ月限定となっていて、翌月1日までにポイント交換申請をしないと無効になってしまう。月のどこかでエントリーすれば大丈夫だけど、早いに越したことはないので「月初めのエントリー」だけは忘れないようにしたい。
更にオッズパークには月間ポイントの他に年間購入額に応じたサービス特典もある。
年間で20万円以上の馬券・車券購入者が特典対象となり、ポイント還元率優遇や、観戦ツアー招待(抽選)、ギフト進呈などの特典が得られる。
最高位のダイヤモンド会員になるには1千万円分の購入が必要。更にその上にエクシード会員(招待制)という謎のランクも存在する。
特典を詳しく知りたい方はオッズパークプレミアムプログラムで確認してください。
SPAT4のポイントシステム解説
SPAT4でも2014年3月からポイントシステムが稼働
現金化する場合は10万ptで500円(倍率アップが全くない状況では10万円購入で500円キャッシュバック)
交換ポイントが増すに連れて還元率も上がるけれど、ベースは最高でも0.57%程度で最低1%還元の楽天競馬やオッズパークに劣る。
そんな中でSPAT4の一番の強みは南関東や門別の重賞のポイント還元率が他より高いところだったのだけれど、楽天競馬の追い上げ(倍率アップ)とSPAT4のやる気減退(倍率ダウン)で両者の強みは逆転してしまった。
しかし楽天本体の苦境による楽天競馬の還元率ダウンで現在の両者は拮抗の時を迎えている模様。
なおSPAT4のキャンペーンは重賞レースを複数買うことでボーナスポイントが付くこと(下画像参照)が多いので、その点でも単発でポイント還元が受けられる楽天競馬のメリットは大きい。
過去のキャンペーンバナー
SPAT4の重賞キャンペーンでは基本的に複数の対象重賞レースに投票することで最大倍率が適用されることが多い。重賞以外のキャンペーンでは単発購入でも適用されることが多い(例:ランチタイムチャレンジで毎日5Rの倍率が3倍UPなど)
新機能:倍率アップカード
2022年11月に新登場したのが倍率アップカード。最大10倍までのカードを好きなレースにセットできる。
倍率アップカードをセットすることによって平場やただの特別レースが高ポイント還元レースに化けるので、凄く面白そうなシステムと感じるけれど、3ヶ月間で何10万円以上も馬券を買うような高ランク会員でないと7倍や10倍のカードは殆ど手に入らない。
庶民は基本的に5倍(実質2.5%還元)と3倍(実質1.5%還元)の倍率アップカードしか手に入らないので、楽天競馬の南関東2%還元とさして変わらず、あまり期待しないようにされたし。
なお、単勝複勝と交流重賞は倍率アップカード対象外となっている。
おまけのお得情報
楽天競馬やオッズパークでは新規登録だけで現金や楽天キャッシュが貰えるキャンペーンを開催している事が多い。
馬券を買う予定がなくても登録するだけで貰えるので、サイトへ行って確認してみてほしい。
投票用銀行口座の選び方
今までは各公営競技に入金することでクラスが上がり手数料無料枠が自動で増える楽天銀行を推していたのだけど、楽天サービスの常として劣化が始まり格段に無料枠が貰いにくくなった。
今や楽天銀行にさしたる魅力はなく、そうなるとライバルのPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の165円より高い220円の入出金手数料もネックに感じてくる。
ATM手数料は地味に大きいのでその観点でオススメするのはゆうちょ銀行
2022年1月からファミマに置いてある公式ATMの手数料有料化や硬貨預け入れ手数料が新設されるなど魅力半減だけれど、日本全国の郵便局に土日でも時間外手数料無料のATMが設置してあるゆうちょ銀行のメリットは大きい。ただ、ゆうちょ銀行の口座はギャンブルには使えないという人もかなり多いと推察される。
そういった場合、他に頭一つ抜けている銀行はないので自分の使い勝手の良い銀行を選べばいいと思う。PayPayをよく使うならPayPay銀行だし、楽天ポイントに魅力を感じているなら楽天銀行だし、auユーザーならじぶん銀行。
他に手数料無料で強いのはイオン銀行。イオン系ストアが近くにあってATMが設置されているなら手数料無料で入出金できる。ただ上記投票サイトの中でイオン銀行の口座に対応しているのはオッズパークのみとなっている。
残金の扱い
SPAT4と楽天競馬では全てのレースが終わって残ったお金の自動精算と繰り越しが選べるようになっているけれど、入金が無料なので繰越を選ぶメリットは基本的に少ない。
オッズパークでは手動で精算しない限り残高が繰り越されるシステムとなっている。
簡単なまとめ
楽天競馬→楽天ポイントに絡んだキャンペーンを多数行っているのでお得
オッズパーク→地方競馬の他、競輪やオートレースの投票券も買えて合算してポイントが貰える。5重勝単式を買いたいならオッズパーク。
SPAT4→主催者が運営している投票サイト。ポイントシステムもある。最近は賞金付きのPOGも開催している。トリプル馬単を買いたいならSPAT4
IPAT→JRAの馬券を買いたいなら問答無用でIPATだけど地方競馬を買うメリットはない。
2024年のオススメプラン
地方競馬を買うという前提でどれか1つを選ぶとなれば楽天競馬が良いと思う。
全ての地方競馬場の馬券が買えて、SPAT4よりベース還元率が高く、馬券を買って貰えるポイントが一番多いのがその理由。
ただ楽天銀行の口座しか使えないのが少しネック。それでも口座から作る価値は十分にある。
地方競馬の他に競輪やオートレースを嗜む人はオッズパークで間違いない。
ポイントが合算して貰えるのでガンガン貯まっていく。
競輪やオートレースでも10%還元をガンガン行っているので、対象レースを選べば一ヶ月でかなりポイントが貯まる。
SPAT4のメリットは南関東の重賞でポイントを沢山くれることだったけれど、今は楽天競馬と同様レベルになってしまった。
特に悪い所はないけど、他2サイトに対して明確に勝っている部分もない。スマホ投票アプリが使いやすいくらいか。
そしてPC用投票サイトは初期からアップデートがなくマジでどうしようもないので、パソコンで馬券を買いたい人はヤメておいた方が無難。
南関東以外をメインで買う人なら「楽天競馬」か「オッズパーク」。
南関東競馬がメインの人ならそれに加えて「SPAT4」を併用するのが、馬券投票でポイントを一番多く貰う方法と言える。
投票サイトの銀行口座を変更する方法
楽天銀行からPayPay銀行などへ既存アカウントの投票用口座を変更することは出来ない。
その場合は各トップページより新たにアカウントを作成する。
(最終稿:2024年4月3日)
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