了徳寺健二HDの本業など
学校法人了徳寺大学の理事長元は柔道の選手で川崎製鉄では柔道部の選手兼監督、その後に退社して接骨院を開院、10店舗まで拡大することに成功し、柔道整復師や鍼灸師の為の専門学校(了徳寺学園医療専門学校)やリハビリテーション施設を開業。2000年には現在も理事長を務める了徳寺大学を創立。2006年に大学を開学した。
現代日本で一代で大学まで開校させているのは凄すぎる…。
そして「若返り革命」「長生きのスイッチを見つけた」などの健康関連の著書も6冊刊行されている。
ちなみに了徳寺学園医療専門学校は2021年にエイジェックグループに売却されて、現在はスポーツ健康医療専門学校と改称されている。
了徳寺健二HDの馬主歴
比較的新しい馬主で、2013年生まれの現11歳馬が最初の世代名義としては個人名義と了徳寺健二ホールディングスがあるけれど、個人名義では初期の13頭しか所有しておらず、近年はHDの方に統一されているようなので、本記事では同一馬主として扱っている。
JRA初勝利は2015年8月のチェストケホークで九州産馬限定の未勝利戦。馬主デビュー年で5頭がJRAでデビューして4頭が勝ち上がり。いきなり持っている系馬主の片鱗を見せている。
しかし意外なことにJRAの重賞は今まで勝てていない。ドバイワールドカップは勝っているのに、JRAの重賞はGⅢすら勝っていない。
了徳寺健二HDの活躍馬
リエノテソーロが、全日本2歳優駿(GⅠ)、エーデルワイス賞(GⅢ)、スパーキングレディーカップ(GⅢ)の交流重賞を3勝。JRAでは重賞未勝利も芝のNHKマイルカップで2着に入っている。そしてウシュバテソーロが2022年の東京大賞典を重賞初挑戦で制してGⅠ 2勝目をゲット。勢いに乗って続く川崎記念(GⅠ)でも優勝。さらに1着賞金9億円超となるドバイワールドカップも制して一躍賞金獲得ランキングの上位に躍り出た。
あとはオーロラテソーロが2022年のクラスターカップ(GⅢ)を優勝している。
他に3勝クラス以上のレースを勝っているのは
モンブランテソーロ
ニュートンテソーロ
デトロイトテソーロ
ロンドンテソーロ
サンノゼテソーロ
クイーンズテソーロ
スパーダ
リョーノテソーロ
と新興馬主としてはかなり多い。
ちなみに総所有馬も200頭以上と相当に多い。
了徳寺健二HDの高額落札馬
セリ市で一番高かったのはオーキッドテソーロで、2016年のセレクトセールで9936万円。JRAでは未勝利で地方競馬に転出した。
以降は
サクラジマテソーロ(父ディープインパクト)
落札価格:7344万円
インノータイム(父オルフェーヴル)
落札価格:7020万円
テソーロ(父ダイワメジャー)
落札価格:6912万円
ケイツーテソーロ(父ハーツクライ)
落札価格:6696万円
アオイテソーロ(父ルーラーシップ)
落札価格:6048万円
ニルカンタテソーロ(父スペイツタウン)
落札価格:5832万円
と続いているけれど、活躍馬はいない。
上記馬だとアオイテソーロが3勝を挙げていて最多勝利。
活躍馬ではリエノテソーロが25万米ドル。ウシュバテソーロが2017年セレクトセールで2700万円。モンブランテソーロが2017年北海道サマーセールで1134万円となっている。
了徳寺健二HDと関係が深い競馬関係者
千葉にある大学の理事長らしく関東馬が圧倒的に多い。関西の調教師では矢作芳人、吉村圭司、高橋康之厩舎にしか預けていない。
ただ落札額上位5頭の内の2頭を関西の厩舎に預けているので、期待馬は栗東に預けたいのかもしれない。
これは馬券作戦に使えないかと調べてみたけど、回収率は悪かった(笑)
冠名テソーロの意味
テソーロの綴りはTesoroでスペイン語で「宝物」という意味。古い競馬ファンは響き的にマイルCSで16番人気2着に突っ込んで馬連10万馬券を提供したメイショウテゾロを思い出す語感だけれど、由来は一緒。
イタリア語では「Tesoro(テゾーロ)」と発音するらしいので、メイショウテゾロはイタリアンで、テソーロ馬はスパニッシュなのかもしれない。
ちなみに馬主初年度にホールディングスではない了徳寺健二名義で牝馬5頭を所有していてその時の冠名は「チェスト」
チェストは主に武道で使われる掛け声。
同じ年に了徳寺健二HDでも牡馬2頭を所有していて、その2頭には「シャイン」の冠名が使われている。
翌年からは両名義ともにテソーロが揺るぎない冠名になっている。
了徳寺健二HDの勝負服
個人馬主名義の勝負服のデザインも同一。
勝負服作成サイト:勝負服チェッカー
関連リンク
了徳寺大学※本記事は更新日(2023/03/26)時点での最新情報となっています。