南関東競馬の牝馬クラシック2冠目の東京プリンセス賞(大井1800m)
外出自粛中で時間だけはあるので過去のデータを色々と掘って予想してみた。
過去の優勝馬の主要ローテ成績
2005年のテンセイフジから去年のトーセンガーネットまで東京プリンセス賞を制した馬が主要ローテの浦和桜花賞、ユングフラウ賞、東京2歳優駿牝馬でどのような成績を収めていたか?最初は大井の桃花賞も入れるつもりだったけど近年の出走馬があまりに少なかったので削除した。
年 | 馬名 | 浦桜花賞 | ユングF | 東2歳牝 |
---|---|---|---|---|
2005年 | テンセイフジ | 3着 | 6着 | ━ |
2006年 | チャームアスリープ | 1着 | 4着 | 6着 |
2007年 | アグネスターフ | 2着 | ━ | ━ |
2008年 | ブライズメイト | 6着 | ━ | 2着 |
2009年 | ネフェルメモリー | 1着 | ━ | 1着 |
2010年 | トーセンウィッチ | 3着 | ━ | ━ |
2011年 | マニエリスム | ━ | ━ | ━ |
2012年 | アスカリーブル | ━ | 1着 | ━ |
2013年 | カイカヨソウ | 3着 | 1着 | 1着 |
2014年 | スマートバベル | ━ | ━ | ━ |
2015年 | ティーズアライズ | 8着 | ━ | 2着 |
2016年 | リンダリンダ | 2着 | 3着 | 2着 |
2017年 | アンジュジョリー | 6着 | 5着 | 3着 |
2018年 | グラヴィオーラ | 3着 | 2着 | 1着 |
2019年 | トーセンガーネット | 1着 | 2着 | ━ |
これを見ると東京プリンセス賞時点で絶対的な存在だった馬はネフェルメモリーしかいなくて、後は多かれ少なかれ負けている馬が多い。
特に浦和の桜花賞は主要ステップだけど、過去15年の勝ち馬の内12頭が桜花賞に出走していて勝った馬は3頭しかいない。
桜花賞と東京プリンセス賞の関係
一番わかりやすい指標とも言える桜花賞馬の東京プリンセス賞での成績年 | 桜花賞馬 | 東京プリ着順 |
---|---|---|
2005年 | ミライ | 3着 |
2006年 | チャームアスリープ | 1着 |
2007年 | マルノマンハッタン | 11着 |
2008年 | フィリアレギス | 7着 |
2009年 | ネフェルメモリー | 1着 |
2010年 | ショウリダバンザイ | 2着 |
2011年 | 開催中止 | |
2012年 | コテキタイ | 4着 |
2013年 | イチリュウ | 2着 |
2014年 | シャークファング | 16着 |
2015年 | ララベル | 3着 |
2016年 | モダンウーマン | 3着 |
2017年 | スターインパルス | 未出走 |
2018年 | プロミストリープ | 2着 |
2019年 | トーセンガーネット | 1着 |
2020年 | アクアリーブル | ??? |
過去15年(14回)でスターインパルス以外は桜花賞制覇後に東京プリンセス賞に出走してきている。
1着3頭、2着3頭、3着3頭、4着1頭、5着0頭、着外3頭となっている。
勝率は23.0%とかなり低いけど、連対率46%、複勝率69.2%はそこそこの信頼度。
とはいえ桜花賞を勝った馬でも10頭に3頭は飛んでいく。
ちなみに単勝回収率は45.3%と鬼低いので桜花賞馬のアタマ固定はデータ面からオススメできない。
東京プリンセス賞1番人気馬の成績
年 | 馬名 | 単勝オッズ | 着順 |
---|---|---|---|
2005年 | ヨウヨウ | ━ | 5着 |
2006年 | チャームアスリープ | 3.4倍 | 1着 |
2007年 | ピュアーフレーム | 2.7倍 | 3着 |
2008年 | フィリアレギス | 4.1倍 | 7着 |
2009年 | ネフェルメモリー | 1.1倍 | 1着 |
2010年 | ショウリダバンザイ | 2.2倍 | 2着 |
2011年 | リアンローズ | 2.6倍 | 6着 |
2012年 | エンジェルツイート | 2.1倍 | 2着 |
2013年 | カイカヨソウ | 1.8倍 | 1着 |
2014年 | ノットオーソリティ | 2.5倍 | 2着 |
2015年 | ララベル | 1.7倍 | 3着 |
2016年 | モダンウーマン | 1.3倍 | 3着 |
2017年 | ピンクドッグウッド | 1.5倍 | 11着 |
2018年 | プロミストリープ | 1.2倍 | 2着 |
2019年 | トーセンガーネット | 1.4倍 | 1着 |
過去15回の1番人気馬の成績は…
1着4頭、2着4頭、3着3頭、4着0頭、5着1頭、着外3頭
となっている。
勝率26.6%、連対率53.2%、複勝率73.3%
単勝回収率は51.3%と相変わらず低い数値
1倍台の断然人気馬でも【3.1.2.1】とあまり勝ち切れていない。
良馬場の桜花賞の勝ちタイム
過去15年で桜花賞が良馬場で行われたのは9回その勝ちタイムを速い順に並べてみる。
年 | 馬名 | 勝ち時計 | 東プリ着 |
---|---|---|---|
2019年 | トーセンガーネット | 1分40秒4 | 1着 |
2009年 | ネフェルメモリー | 1分41秒0 | 1着 |
2020年 | アクアリーブル | 1分41秒2 | ??? |
2013年 | イチリュウ | 1分41秒5 | 2着 |
2016年 | モダンウーマン | 1分41秒9 | 3着 |
2015年 | ララベル | 1分42秒3 | 3着 |
2012年 | コテキタイ | 1分43秒8 | 4着 |
2008年 | フィリアレギス | 1分43秒9 | 7着 |
2007年 | マルノマンハッタン | 1分44秒2 | 11着 |
非常にわかりやすく勝ちタイムと着順の相関関係が出来上がっている。
このデータを信頼するならアクアリーブルは1着か2着
いずれにしても馬券圏内は堅そうに思える。
データから浮かんでくる馬と前日予想
ここまでデータを見てしまうと桜花賞馬のアクアリーブルを◎にせざるを得ない。しかも今年は恐らく桜花賞5着のレイチェルウーズが支持されるので1番人気にならないのも好材料
お母さんのアスカリーブルがこのレースをぶっちぎりで勝っている上に黒潮盃まで勝っているので距離に不安が一切ないのも素敵。
1番人気濃厚のレイチェルウーズの取捨は難しい。
東京2歳優駿、ユングフラウ賞のパフォーマンスは圧倒的でこのレースまでは1強かと思いきや桜花賞で見せ場なくコッテリと敗退。
こちらからは明確な敗因が見えない惨敗で、陣営も掴みかねている様子
牝馬の場合は一旦調子を崩すと長引くことも多いし、人気馬ということを考えてもフォーメーションの端にちょこっと入れておく程度にとどめたい所。
今年は比較的レベルの高い争いと見ているので相手も基本は人気になりそうなカラースキーム、テーオーブルベリー、ルイドフィーネ。
この辺の争いになると予想。ただ順番は難しいのでフォーメーションで買いたい。
あとブロンディーヴァを買うかヤメよか悩む。