【2023年】第35回かしわ記念の傾向と対策と予想と。

第35回かしわ記念

かきつばた記念も兵庫CSも◎◯▲の3頭で決まっているのになんで負けてるんや…。

上位馬を当てた上で更に順番まで当てないといかんとか競馬が難しすぎる。

投票サイト別のポイント還元率と特典

船橋ダート1600ｍ-傾向

最初のコーナーまでの距離が300ｍ弱と交流重賞にしては比較的短く、どうしても逃げたい馬がかち合った場合はハイペースになりやすい。
しかし短いゆえにこの段階で置かれるようでは話にならないのである程度の出脚は必要不可欠
最後の直線も308ｍと十分な距離があるのでペースによっては直線だけでも十分に差し届く
○内枠若干有利
○船橋はスパイラルコーナー採用
コーナー入り口が緩く出口がキツい。スピードを落とさずにコーナーに進入出来る。
さらにコーナーには外から内への傾斜もついていて曲がりやすく設計されている。
空撮画像：グーグルマップ

かしわ記念-過去10年の傾向

2010年のエスポワールシチーを最後に1番人気馬が勝っていない。

実質少頭数の交流重賞で10年以上も1番人気馬が未勝利なのはかしわ記念だけ。

去年もテイエムサウスダンが単勝オッズ2.6倍で3着に敗れた。


GI昇格後18年で馬券対象になった54頭の内の52頭までが6番人気以上に支持されていた馬。

残り2頭も7番人気馬が3着に2回来ただけで、8番人気以下は壊滅。

1～6番人気の馬の組み合わせの中に大体のかしわ記念の答えはある。


左回りのマイルと共通点があるフェブラリーSからの転戦組が優勢

ただし連勝した馬は2014年のエスポワールシチーが最後で勝ち馬の順位はあまりよろしくない。船橋と府中で求められる適性はかなり違う。


勝利数 15勝：3勝
連対圏 29頭：7頭
複勝圏 44頭：10頭


馬連×0回、3連複×0回、3連単×8回（6桁配当×0回）


単勝×14回、馬連×6回、3連複×9回、3連単×1回


今年の該当馬は
2021年優勝「カジノフォンテン」
2021、2022年2着「ソリストサンダー」

GI昇格後18年間の平均配当

GI昇格後18年間の人気別成績

かしわ記念 地方馬成績

GI昇格後の18年間で地方馬が馬券圏内に入ったのは10例

独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1ヴァレーデラルナ［JRA］

JRA牝馬のかしわ記念成績はGI昇格後で【1-1-0-2/4】
勝率25％、連対率50％と好成績。

ショウナンナデシコが勝って、ラヴェリータが2着。レマーズガールとサンビスタが馬券外となっている。

上記4頭はすべて重賞を複数勝っている馬なので、重賞1勝のヴァレーデラルナは少し実績で劣っているけれど、JBCレディスクラシック（GI）を勝っているしそこまで肩身の狭い感じでもない。

最高の不安点は鞍上の勝負弱さ。戸崎が1着でゴールインする姿が思い浮かばない。

2メイショウハリオ［JRA］

チュウワウィザード、オメガパヒューム、テーオーケインズに勝った帝王賞、思いっきり出遅れたのに3着に来たフェブラリーS

どっちも展開が向いたのは確かだけど、実力がなければ結果は残せない。

東京ダートより船橋ダートの方が適性があるのは明白だけど、コーナー2つの東京マイルの方が船橋マイルより合っていそうな所もあって、前走で結果を出してる1600ｍ戦だけど、やっぱり距離はもう少し欲しい。

あと岡田調教師が「前走の方が良かった」というコメントを出しているのだけが若干の気がかり。重い印を打つのは決めていたので、憂いなく馬券を買いたかった。

3スピーディキック［浦和］

フェブラリーSは6着と着順だけ見れば大健闘だったけど、応援目線でいえば後方待機策から直線で馬群に突っ込むというなんとも勝利期待感のないレースだった。

今回はメンバー構成やペースを考えてもそこまで極端な競馬になるはずもなく5番手程度には付ける可能性が高い。

能力全開でどこまでやれるか楽しみ。

川崎2100ｍ戦で好走を続けていたし、船橋の馬場も問題ない筈。

4シャマル［JRA］

南部杯で3着、チャンピオンズCで5着とGIでもやれる実力は証明済

ただこの2レースともにレースレベル自体はそんなに高くない。

クールイズビューティー川田将雅が乗ることも相まってあまり人気になるようなら抑えに回したい所だったけど、スマイルウィが出走を取り消して展開的に絶好の流れになりそう。

5ソリストサンダー［JRA］

かしわ記念は去年、一昨年と連続2着。フェブラリーSでは一昨年8着、去年4着で今年が8着だったので、8歳でも大幅な戦力ダウンはなさそう。

少しの不安要素は馬場状態で、良馬場でも走れるけれど、明らかに脚抜きの良い馬場の方が能力を出せている。

今回は良馬場濃厚な上に船橋ダートは去年よりも少し重い。

ソリストサンダーの戦力が8歳にして上がっていることは無いので、今年も馬券になるには何らかの後押しが欲しい所だけど、グリチャで辻三蔵が調教を絶賛して本命印を打っていたという超絶微妙な後押しがあった。

6カジノフォンテン［船橋］

2年前の覇者だけれど、あの時とは充実度の差が段違いではある。

かしわ記念後の2年間が未勝利で、鞍上も去年34勝の澤田龍哉が初騎乗。普段の調教に乗っているのが抜擢の最大理由だろうけど、そのパターンで悩める実力馬に下位ジョッキーが乗って成功した例を殆ど知らない。フェブラリーSでのケイティブレイブ2着激走とか成功例がゼロではないけれど。

しかしそんな澤田騎手は2日の若潮スプリントでメンコイボクチャンを駆って重賞制覇。今年13勝しかしてないけど内重賞2勝。謎の勢いはある。

7ハヤブサナンデクン［JRA］

マーチSの勝ち馬が同年のかしわ記念（GⅠ昇格後）に出走したのは3例。

エスポワールシチーが2番人気で優勝、マコトスパルビエロが3番人気5着、インカンテーションが5番人気2着。

マーチSの勝ち馬は基本的に次走アンタレスSがメインローテだけど、陣営が適性を見極めてかしわ記念出走に踏み切った馬は好成績を収めている。

手前を替えるのが苦手だと複数の騎手が証言しているので、初めて走るコーナー4回の船橋マイルに適応できるのが鍵だけど、当然やってみないとわからないっていう。

8ミスティネイル［東海］

特に何もないッス。

9エメリミット［船橋］

東京ダービー馬はそこがピークだった馬が多いので、その後に重賞2着、オープン特別2勝はそこそこ頑張ってる。

10スマイルウィ［船橋］

悲しみの出走取消

11クレールアドレ［東海］

交流重賞の後にC3条件に出て勝っているという落差が凄い。

12イグナイター［兵庫］

去年のGWは名古屋でかきつばた記念（GⅢ）を走っていたけど、今年はGIに挑んできた。

前走の黒船賞はシャマルには完敗だったけれど、スタートでよれて少し後手を踏みつつ、4コーナーもインしか選択できない中で外を通っていたヘリオスと互角の末脚で伸びていた。

かなり見所のある競馬で今年もかきつばた記念だったら馬券圏内有望だったんじゃないかと思うけど、ここは黒船賞よりもかなり相手がお強いのよね…。

しかし挑戦する意気や良し。
最近の地方馬に失われたモノを持っている。

13タガノビューティー［JRA］

交流重賞は去年のかきつばた記念に続いて2回目

そのかきつばた記念は内に入ったのもあるだろうけど、いつもの切れ味は見られずに4番手から前3頭を交わせずに流れ込んだ4着。

左回りのマイル戦は守備範囲だろうけど、フェブラリーSとかしわ記念の連勝が難しいというのは過去の実力馬が証明している。

となれば得意の東京ダートでも最近いま一歩のタガノビューティーの出番がある可能性は低いわけだけど、東京の軽いダートより船橋の激重ダートの方が実は得意だったというまさかの可能性がワンチャンある。

14ハナウタマジリ［東海］

安定のホースケア大外枠。
どうせならクレールアドレ13番、ミスティネイル12番で良かったんじゃ…。

かしわ記念-予想-

逃げ馬スマイルウィがいなくなって展開面が一気に騒がしくなってきた。

上がりの速い展開が苦手なハヤブサナンデクンがスローペースを嫌って肉を切らせて骨を断つような逃げに持ち込めば面白そうだけど、ツムラにそこまでの思い切りがあったらもっと重賞を勝っている気がする…。割と重い印を打つ予定だったんだけど、ツムラは誰かが作るペースに迎合すると見てオミット。

平均～遅めのペースで流れるなら道中動いて鋭い脚を使えそうなスピーディキック。君に決めた！　

相手も前に行きそうな馬を重視。牝馬の切れでヴァレーデラルナとワンツーを希望したい。戸崎は勝負弱いから馬単で勝負できるし (・ε・)

◎スピーディーキック
◯ヴァレーデラルナ
▲シャマル
△メイショウハリオ
△ソリストサンダー
△イグナイター

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