【2022年】第24回ジャパンダートダービーの傾向と対策と予想と。
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第24回ジャパンダートダービー

関東オークスの日は朝から全く雨が降らなくて、戦前の馬券予想が全く意味を為さず。
前日夜から当日午後まで大雨だという予報は一体何だったのか…。

足抜きの良い馬場でサルサディオーネが逃げ切るという予想だったのだけど、馬場は想定と違いすぎるし、主戦の矢野は調整ルームにスマホ持ち込んで騎乗停止喰らうし、全くやる気がなくなり参加賞の千円購入でハズレ。

仕切り直しの2022下半期、交流重賞第一戦ジャパンダートダービー!


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大井ダート2000m-傾向

東京ダービー、ジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が行われる大井が誇るチャンピオンシップコース
直線の一番深い所からスタートして枠の有利不利は無く、最後の直線も外回り386mと十分
力と力の勝負が行える絶好の舞台
大井競馬場2000mコース図 空撮画像:グーグルマップ


ジャパンダートダービー-過去10年の傾向

大物存在
近年の勝ち馬にグレープブランデー、クリソライト、ノンコノユメ、ルヴァンスレーヴ、クリソベリルの名前があり、後のダート界の大物が混じっている可能性が高いレース
スケールの大きさを感じた馬がいれば積極的に狙いたい。

ただゴールドドリームやカフェファラオは負けているので、のちのGI馬が必ずしも勝つわけでもないのが難しい。


荒れがち
単勝の3桁配当が過去10年で6回しかなく、馬連も4回だけ。
これは交流重賞としてはかなり少ない。人気馬を盲目的に信頼するのは危険。

ただし3桁配当でおさまった年の馬連配当は290円、350円、210円、470円と超低配当。
ガチガチに収まるかどうかの見極めも必要。


ユニコーンSの優勝馬とJDD
ユニコーンS勝利馬のジャパンダートダービー全成績
【3-2-2-7】

JDD優勝

2005年カネヒキリ(単1.1倍)
2015年ノンコノユメ(単2.8倍)
2018年ルヴァンスレーヴ(単2.2倍)

JDD 2着

2003年ユートピア
2009年シルクメビウス(単3.2倍)

JDD 3着

2007年ロングプライド(単1.5倍)
2016年ゴールドドリーム(単2.3倍)

JDD 4着以下

2006年ナイキアースワーク(4着/単2.2倍)
2010年バーディバーディ(6着/単1.5倍)
2012年ストローハット(7着/単3.3倍)
2013年ベストウォーリア(5着/単3.7倍)
2017年サンライズノヴァ(6着/単2.7倍)
2020年カフェファラオ(7着/単1.1倍)
2021年スマッシャー(4着/単3.3倍)

中央からの主役と思われがちのユニコーンS優勝馬だけれど成績は芳しくない。

勝った馬は断然人気だし、断然人気でコケてる馬も多いし、如何にも回収率が低い。

コケた人気馬は後から考えれば完全に左回り専用だった馬も多い(カフェファラオに関してはもっと適性が狭い)けれど、この時点でそれを完璧に見極めるのは難しい。

歴史上、ユニコーンSのパフォーマンスがどれだけ強くても、とにかく疑ってかかるべき路線。
タイトなレース間隔も割とネックになっていそう。


南関東三冠路線の優勝馬とJDD
羽田盃、東京ダービーのどちらかを勝って臨んできた馬、二冠を制して臨んできた馬のジャパンダートダービー成績は以下の通り。


羽田盃優勝馬

【0-1-3-6】
2000年イエローパワー 2着

2001年プリンシパルリバー 3着
2012年アートサハラ 3着
2019年ミューチャリー 3着

羽田盃のみを勝ってきた馬は近年苦戦傾向。
ただイエローパワーとアートサハラは東京ダービーで馬券外に負けて巻き返してきた。

東京ダービー優勝馬

【1-1-1-9】

2017年ヒガシウィルウィン 1着
2007年アンパサンド 2着
2015年ラッキープリンス 3着

ぱっと見であまり成績が良くないように見えるけど、掲示板にはかなり来ている。
3歳秋以降ほとんど活躍しなかった東京ダービー馬でもここは割とやれているので、レベルが低そうな年でも予想の最初からノーマークにするのは危険。
例えばインサイドザパーク4着、バルダッサーレ4着、ドリームスカイ4着、エメリミット6着。

二冠馬

【2-1-1-1】

1999年オリオンザサンクス 1着
2001年トーシンブリザード 1着

2014年ハッピースプリント 2着

2003年ナイキアディライト 3着
2011年クラーベセクレタ 3着失格

二冠馬は5頭。
クラーベセクレタがカフェインの検出で後日失格になってしまったけど、レースでは3着に入っているので馬券内パーフェクトとも言える成績。

ちなみにオリオンザサンクスが勝った当時の南関東三冠にJDDは入っていないので、羽田盃、東京ダービー、JDDと勝っているけど3冠馬とは呼ばれない。


南関東所属以外の地方馬苦戦
2006年の3着馬オウシュウクラウン以来、馬券に絡んだ馬は出てきていない。
当地ダービーなどでよほどの強さを見せていない限りはノーマークで大丈夫そう。


JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 8勝:2勝
連対圏 17頭:3頭
複勝圏 24頭:6頭


過去10年で万馬券になったのは…
単勝×1回、馬連×2回、3連複×3回、3連単×5回(6桁配当×2回)


過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×6回、馬連×4回、3連複×1回、3連単×0回


全23回の平均配当

券種平均配当最低配当最高配当
単勝1,225円110円12,950円
馬連4,135円210円38,200円
三連複10,001円290円52,670円
三連単92,400円1,720円770,730円


全23回の人気別成績

人気1着2着3着勝率連対率
1人気103243.5%65.2%
2人気44217.4%43.5%
3人気2658.7%56.5%
4人気2718.7%43.5%
5人気2038.7%21.7%
6人気2248.7%34.8%
7人気0040%17.4%
8人気0010%4.3%
9人気0010%4.3%
10人気以下110


ジャパンダートダービー 地方馬成績

1999年の第1回から地方馬は6勝、馬券になったのは全部で23頭
ただし過去10年では6頭(2勝)と少なくなる。

馬名所属着順人気
2021年キャッスルトップ船橋1着12人気
2019年ミューチャリー船橋3着5人気
2017年ヒガシウィルウィン船橋1着5人気
2015年ラッキープリンス浦和3着6人気
2014年ハッピースプリント大井2着1人気
2012年アートサハラ大井3着7人気
2010年マグニフィカ船橋1着6人気
2008年コラボスフィーダ船橋3着7人気
2007年フリオーソ船橋1着3人気
2007年アンパサンド川崎2着2人気
2006年オウシュウクラウン岩手3着7人気
2005年メイプルエイト船橋2着6人気
2005年ボンネビルレコード大井3着9人気
2004年キョウエイプライド大井3着6人気
2003年ナイキアディライト船橋3着3人気
2002年プリンシパルリバー大井3着2人気
2001年トウシンブリザード船橋1着1人気
2001年メイショウアーム大井2着11人気
2000年イエローパワー大井2着3人気
2000年タキノスペシャル北海道3着4人気
1999年オリオンザサンクス大井1着1人気
1999年オペラハット船橋2着3人気
1999年サマーシャドウ大井3着7人気



独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1セキフウ[JRA]
いかにも軽いダートの14~1600mが合っていそうなタイプ。
初ダートのコマンドラインを除けば今年のJRA所属馬では一番大井2000mにフィットしていない感じ。


2キャッスルブレイヴ[船橋]
馬主・キャッスル&調教師・渋谷信博&騎手・仲野光馬の夢再びか。
大したことない条件戦を3連勝して臨んできた去年のキャッスルトップよりも馬柱的には強そう。

ちなみにキャッスルトップは去年のJDD制覇後に5戦して賞金100万円しか稼いでいないという…。一発の花火がでかすぎた。


3ハピ[JRA]
前走は鞍上が色々と試しながらも勝ち切った。
単純なレース評価よりも実があった可能性が高いレース。

2馬身離した2着タイセイドレフォンは弥富特別(2勝C)を、さらに3馬身差の3着セイルオンセイラーは鶴ヶ城特別(2勝C)を次走で勝っている。少頭数だったけれどメンバーレベルも低くなかった。

現状は他のJRA所属馬より少し完成度が低そうではあるけれど、将来大物になる可能性ならこの馬が一番高そう。


4トーセンエルドラド[大井]
カイルが回避してトーセンの一番星になったエルドラド
黄金郷は大井2000mに眠っているか。


5コスモファルネーゼ[大井]
レースタイム的に今ここでやれそうなポテンシャルは見いだせない。
ハデスキーパーは連勝中で強い馬だけど、前走のB3特別は勝ってほしかった。


6ブリッツファング[JRA]
兵庫CS勝ち馬で勝った3戦は全てワンサイド勝利。
大井2000mの適性にも不安なし。

兵庫CSの勝ち馬は2010年以降の11年で9頭が出走して【1-2-1-6】と微妙な成績

しかし兵庫CS後に1走挟んだ4頭が【0-0-0-4】なのに対して、JDD直行組は【1-2-1-2】と明らかに成績が良くなる。

かなりの高確率で馬券内。
ただ推定3倍台で自信満々に単勝買うほど強いのかは微妙。


7ペイシャエス[JRA]
上のデータ欄で触れているけれどユニコーンSの勝ち馬は本当に奮わない。
来ても安いのにあんまり来ない。
1年1頭単位だと来るか来ないかになってしまうけど、長年買い続けると確実に大負けしている路線。

プラス要素としては鞍上コメント

「心肺機能が高いし、距離が延びるのはいい。今回は時計がかかる地方の深い砂。これに、他馬が苦戦すれば、タフなこの馬の踏ん張りが利く。自信があります」

砂が深い馬場に他馬が苦戦するという想定の時点で地方所属の馬は眼中にない見下し姿勢が垣間見える話しぶり。

地方ファンとしては最後の最後で地方馬にやられて2着みたいなのが一番スッキリする感じだけど、今年のメンバーに足元を掬えそうな地方馬はいない。残念。


8クライオジェニック[大井]
東京ダービーは開き直って後方で溜めた作戦が外伸び馬場で見事にハマった。
そして勝ったカイルが回避したので、今年の南関東の総大将格に押し出された。

ただ勝ち時計2分7秒台の東京ダービーのレベルは低い。
カイルの回避は連戦の疲れもあり無理はさせられないという微妙な理由で、直前回避だけに出ても勝ち負けにはならないという逃げも含まれていそう。
自力で勝ちきったカイルで厳しいのであれば、後ろで展開待ちしていたクライオジェニックが勝負になる道理はない。


9 アイスジャイアント[JRA]
前走大敗の原因は「外傷性鼻出血」とのことで一応ノーカウントにすることもできる。

ただ全日本2歳優駿は完璧な敗北、略して完敗ですでにあまり強くないんじゃないのか感が溢れ出ている。

優勝したJBC2歳優駿はハイペースが明らかな勝因で、2着に差してきたナッジはその後南関東に移籍して重賞5戦未勝利。3着リコーヴィクターもいいトコには来ているけど1つも勝っていない。

出番があるなら超ハイペースの追込競馬になった時だけか。


10リコーヴィクター[大井]
東京ダービーの敗因は伸びにくい内側を通った最後の進路取りと持久力を生かせるペースにならなかった事と鞍上がコメント

しかしJDDで勝負になるほどのポテンシャルがあるなら、多少の馬場差なんてものともせず、不利なペースも自力で覆して東京ダービーは勝てる。

あまりレベルが高くなかった年の東京ダービーの3着馬が現時点の評価。


11バウチェイサー[兵庫]
兵庫ダービーの前に兵庫CTで5.1秒差10着で、今回遠征では手が出ない。


12ガルボマンボ[高知]
高知競馬は近年絶好調で賞金レベルがぐんぐんと上がっている。
ガルボマンボが勝った高知優駿は1着1600万円で、去年1000万円、一昨年700万円、そして3年前は500万円なので3倍以上になっている。

ただ賞金と比例して馬のレベルもぐんぐんと上がっているのかといえば、まだそこまで追いついていない。


13コマンドライン[JRA]
初ダートの馬は過去10年だと2012年のトリップ(父クロフネ)が日本ダービーからの臨戦で4番人気2着に入っている。

過去10年で初ダートの馬はトリップだけなので連対率100%のデータ。

それにしても初ダートの馬は本当に少なくて第1回から遡っても3頭しかいない。

他の2頭は…
2007年のエイシンイッキが9番人気で15着
2005年のコンゴウリキシオーが3番人気で7着

ダート適性に関しては正直やってみないとわからない。

血統的には母がアメリカのダート重賞で活躍(2歳GI優勝、3歳GⅡを2勝)しているので下地はある。
全姉のトレデマンドはダート2勝だけど、未勝利と平場1勝クラスなので評価は微妙。

そして自分が見た聞いた限りでは、馬体や走法に一家言ある系予想家のダート適性評価はあまり芳しくない。


14ノットゥルノ[JRA]
前走はJDDに出る為の賞金加算を第一目標に据えていた雰囲気があって、離された2着ではあってもミッションコンプリートで大目標のJDDに駒を進めてきただけに勝負気配は相当に高い。

大きな不安点はスタートで結構な確率で出遅れを覚悟。
ただ最後入れの大外枠になれたのは大ラッキー。
とはいえ開始1秒で勝利期待度がダダ下がることも想定内となるので、本命1着付けの馬券を買うには勇気がいる。


ジャパンダートダービー-前日予想

クリソベリルやルヴァンスレーヴ、カフェファラオ(負けたけど)等この時点でチャンピオンズCや来年のフェブラリーSで主役を張りそうな強烈な大物感のある馬は不在。

そして南関東のレベルは例年より低め。

となればいつものようにJRA勢が上位だろうけれど、掲示板をJRA勢が独占することはほぼないレース。何かしらのJRA馬は人気より凡走するし、何かしらの地方馬は評価が低くても掲示板に載ってくる。

地方馬で買うならリコーヴィクターかクライオジェニックなのだけど、快速シャルフジンがいない今回は前走から一転逃げそうなクライオジェニックに、去年のキャッスルトップの残影を見た。

◎ハピ
○ブリッツファング
▲ノットゥルノ
△ペイシャエス
△クライオジェニック


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