ミカエル・ミシェル騎手にどうして地方免許が発行されなかったのか?
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NARの短期免許が3月で切れるミカエル・ミシェルたんが延長を希望していた地方免許が下りずに4月から騎乗出来なくなってしまった。


 ミシェルの短期免許延長ならず-。NAR(地方競馬全国協会)は24日、現在の免許を延長して4月以降の騎乗を希望していたミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=に対し、許可できないことを通告した。



 南関東を中心に期間限定騎乗中のフランスのミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=が24日、浦和競馬場で取材に応じ、免許期間が切れる4月以降について再度、言及した。

 ミシェルとしては特例での免許期間延長を希望していたが、「地方競馬全国協会から延長の許可がおりませんでした。これで私の選択肢は本当に少なくなりました」と肩を落とした。



 南関東の短期免許で騎乗しているフランスのミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕也厩舎=の免許延長が認められないことが24日、分かった。現在の免許期限は今月31日まで。その後は、米国での騎乗を予定していたが、世界中で拡大する新型コロナウイルスの影響で、開催自体が中止となっている。4月以降を見据えて、日本で騎乗するための免許の延長を望んでいた。だが、免許を管理する地方競馬全国協会は「単純な延長は認められません」とした上で、「4月からは、来年度になるので、ビザなど必要な書類をそろえて、試験に受かれば騎乗できます」と今後の可能性も示した。



何故ミシェルの申請は却下されたのか?

地方競馬は4月から新年度になるのでただの競馬ファンとしては普通に4月から3ヶ月の短期免許が下りるのだと思っていたけど、まさかの不許可。

引用した新聞記事を読むと地方競馬免許の申請に必要なモノは
  1. 身元を引き受ける主催者や馬主
  2. 調教師からの推薦状
  3. 新たな就労ビザ
  4. 騎乗技術
となっている。

そして別の記事では地方競馬協会の話として「単純な延長は認められません」「4月からは来年度になるので、ビザなど必要な書類をそろえて試験に受かれば騎乗できます」と書いてある。

社台が付いている以上、馬主や調教師の推薦が取れない可能性はゼロだし、サウジでムチの過剰使用で騎乗停止を食らったけど日本では騎乗停止になっていないので騎乗技術も問題無し。そうなると引っかかったのは「新たな就労ビザ」しかなくなる。

調べてみると就労ビザ(在留資格)には30種類ほどあって、いくつか候補があるけど一番適してそうなのは技能の就労ビザ(在留資格)で「日本の公私の機関との契約に基づいて行う産業上の特殊な分野にて熟練した技能を要する業務に従事する活動」となっている。

この資格の認められる在留期間が5年、3年、1年、3ヶ月。

在留資格にはいくつかの在留期間があるけど、この「5年、3年、1年、3ヶ月」というパターンは多いのでミシェルが他の資格で申請していたとしてもこの4択だった可能性は高い。

この4択なら確実に3ヶ月を選択するだろうから、やっぱり就労ビザの問題で今回の短期免許は弾かれたんでしょうね。

4月から行く予定だったアメリカも大変な事になっているし、母国フランスに帰っても競馬やってないし、特例で免許発行してあげればいいのにと思ったけど、ビザの問題なら地方競馬協会にはどうすることも出来ないので仕方なし。


追記1:3月25日


 今月末で短期免許の失効が決まったミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=は25日、特例での期間延長を改めて哀願した。

 前日の24日にNAR(地方競馬全国協会)から延長不可を通告されたが、まだあきらめがつかない。浦和競馬の全騎乗終了後に、ミシェルは「(社台グループの)吉田(照哉)さんもがっかりしていた。今は特別だし、4月は日本にいるので、もう一度検討をお願いしたい」と再びアピールした。


吉田照哉の名前出してめっちゃ圧かけていくスタイルw

それはさておき、免許が取れないのはビザの問題かと思っていたけど単純に特例での期間延長を希望して却下されてる可能性も高そうですね。

そもそも地全協は最初から4月から新年度なので試験受ければ通常通りに対応すると言っているわけだし。

ミシェル「2020年度分の免許を予定外のここで消費したくはない。でもフランスに帰れないし日本で乗りたい…」

ピコーン!

吉田テルヤ&ミシェル「そうだコロナにかこつけて特例を認めさせればいいんだ!」

地全協「ダメです。」

吉田テルヤ&ミシェル「そこをなんとか~」←今ココ

あるね。ある。


追記2:3月26日


 南関東の短期免許で騎乗しているフランスのミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕厩舎=は26日、浦和競馬で今月18日以来の未勝利に終わった。一日6連対の活躍を見せた前日とは打って変わり、8鞍騎乗で10レースの2着が最高だった。

 免許が切れる4月1日以降については「仏国が外出禁止を延長しました。この状態では帰れません。無理なお願いと分かっていますが、免許の延長を地全協(地方競馬全国協会)が、かなえてくれれば。延長がだめでも、日本に残って何かを発見したい」とコメント。また、関係者によると10月のJRA通年免許試験を受けた後に、11月から3か月間の南関東短期免許で騎乗するプランが浮上している。


あーこれで完全に2020年度に与えられた3ヶ月を使わずに特例での延長を希望したら弾かれた事が確定。
これはしゃーなし。地全協グッジョブ。


blogmura


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