【馬主プロファイル】キーファーズ松島正昭オーナーの高額購入馬や馬主実績
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松島正昭オーナーの本業など

本業は京都を中心に、輸入車・国産車のディーラー事業を展開するマツシマホールディングス(旧・京都マツダ)の取締役会長。

マツシマホールディングスではその他に車関連の各種事業や、レストラン&カフェ、アート事業などを経営展開している。

馬主としては個人名義では馬を持っておらず、日本馬の名義は全て株式会社キーファーズとなっている。
キーファーズの由来はドイツ語の松(キーファー)
勝負服も市「松」模様で、縦「じま」と名前にちなんだモノになっている。

松島正昭オーナーと武豊と友道調教師とドウデュースに乗る前川調教助手

フランスにいる松島オーナー(写真中央)と武豊と友道調教師とドウデュース(前川調教助手)-キーファーズサロン(You Tube)より-



所有馬エピソード

初所有馬はミコラソン(父ダイワメジャー)
購入価格は4100万円で契約書にサインをする時は手が震えたとか。
5戦目で馬主としての初勝利を挙げるも、ミコラソンは1勝で引退。
JRAでの総獲得賞金は1808万円なので2千万円以上の赤字。実際は3千万円以上だろうけど。
そして武豊が乗れない馬には興味がないらしく、記念すべき初所有馬ミコラソンは地方移籍と同時に売却されてしまった。

重賞初勝利はフランスの地でジェニアルで制したメシドール賞(GⅢ)
鞍上はフランスでも武豊。

JRAでの初重賞制覇は2019年の京都2歳Sのマイラプソディ(父ハーツクライ)
デビューから3連勝で重賞制覇。4戦目の共同通信杯も単勝オッズ1.5倍の断然人気に支持されたが4着。以降低迷している。

記事執筆時点でマイラプソディ以外に重賞を勝っているのは2022年の日本ダービー馬ドウデュースのみとなっているので、馬主業はとんでもない赤字ですな…。おそロシア…。


松島正昭オーナー 高額馬ランキング

キーファーズ所有馬の高額ランキング
ただしこれはセレクトセール等のセリでの購入価格なので、庭先取引で購入した馬は含まれていない。
一番の興味はドウデュースだろうけれど、セリ出身ではないので取引価格は公表されていない。

1位:マイシンフォニー(父ディープインパクト)
市場取引価格:2億6400万円
2019年生まれ
競走馬データ(netkeiba.com)


2位:カザン(父ディープインパクト)
市場取引価格:2億5380万円
2015年生まれ。5戦0勝
生涯獲得賞金:50万円
競走馬データ(netkeiba.com)


3位:キスラー(父ディープインパクト)
市場取引価格:2億1060万円
2016年生まれ
競走馬データ(netkeiba.com)


4位:タイミングハート(父ディープインパクト)
市場取引価格:2億520万円
2017年生まれ
競走馬データ(netkeiba.com)


5位:マンインザミラー(父ディープインパクト)
市場取引価格:1億9940万円
2018年生まれ
競走馬データ(netkeiba.com)


以降は1億円以上の馬を列挙

6位:ジェニアル(父ディープインパクト)
市場取引価格:1億7280万円
競走馬データ(netkeiba.com)

7位:ラルク(父ディープインパクト)
市場取引価格:1億5660万円
競走馬データ(netkeiba.com)

8位:ヴィニー(父ディープインパクト)
市場取引価格:1億4580万円
競走馬データ(netkeiba.com)

9位:コチョウラン(父エピファネイア)
市場取引価格:1億560万円
競走馬データ(netkeiba.com)

10位:ラブアンバサダー(父ディープインパクト)
市場取引価格:1億368万円
競走馬データ(netkeiba.com)


高額取引馬の上位は殆どがディープインパクト産駒
これも松島オーナーの武豊愛と言えるのかもしれない。
他の上位種牡馬キングカメハメハやハーツクライにも武豊は何度か乗っていたりするけれど、主戦ではないし。
その観点で見るとスマートファルコンやクロフネ、ゴールドアリュール産駒もセレクトセールで落札しているのも武豊愛なのか、たまたまなのか。答えは出ない。


夢は凱旋門賞制覇

「武豊と凱旋門賞を勝つ」のが夢と伝わっているけれど、これは細かい部分で違っているらしく、実際の夢は「武豊が凱旋門賞を勝つ」ことであって必ずしも自身の所有馬でなくても良いらしい。

とはいえやはり自分がオーナーの馬で凱旋門賞を勝つのがベストだというのは間違いない所。

そんな中、なかなか自身の所有馬で凱旋門賞に挑戦できず。そんな時、武豊に「欧州で馬を買うという方法もありますよ」と言われ、欧州の一流馬の共同オーナーに名乗りを上げることにしたとか。

数年前、松島オーナーが欧州の強豪馬を購入して凱旋門賞で武豊を乗せるという記事を見た時に「それじゃロマンがなくね?」と思った記憶がある。

例えば有馬記念を勝つのが夢だとして、今から何億円も出してタイトルホルダーの共同オーナーになって有馬記念を勝ってもそれは本当に夢が叶ったことになるのか微妙じゃないの的な。

しかしながら「武豊と凱旋門賞を勝つ」のが夢ではなくて「武豊が凱旋門賞を勝つ」のが夢ならばそれも納得できる。

当然ながら共同オーナーになる時は購入契約書に「凱旋門賞に出るときの鞍上はYutaka Take」という項目が必ず存在しているとか。

【過去の凱旋門賞出走履歴】
2021年ブルーム(武豊)11着
2020年ジャパン(武豊)出走取消


松島オーナーのその他エピソード

馬券ばっかり買っていたら武豊に「馬主になった方がいいですよ」と言われたのが馬主になるキッカケ。
きっと馬が買えるほど馬券を買っていたんでしょうな。


武豊と初めて食事行った際に「次は武豊さんのよく行くお店に行きましょう」と提案。武豊はそういう誘いが初めてで面食らったと語っている。

確かに普通は自分の知っているお店の中で一番武豊が喜んでくれそうな店に連れていくと思う。
それを武豊の行きつけに行きたいとは、どんだけ武豊が好きなんだ松島オーナー(笑)


武豊が引退したら自分も馬主をヤメると明言。
その時が来てしまったら馬主業は長男に譲るらしい。
ちなみに武豊は引退を全く考えていないと言っているので、少なくとも60歳くらいまでは現役で乗っていそう。


松島オーナーの命名傾向

車の会社の社長ということで、それにちなんだ名前が多くなるのかと思いきや車に絡んだネーミングの所有馬は殆どいない。

唯一の傾向として挙げられるのが、家族の名前を冠に据えた所有馬で

奥様関連でチカノワール、チカリータ、チカフェンネル、レディーチカ、チカレンヌ
娘さん関連でユイフィール、ユイマール、ユイフェンネル

2022年現在の全所有馬38頭中8頭に家族の名前を付けている。ちなみに松島家は長男、長女、次男の3兄弟とのことで、長男にちなんだ名前の馬は見つけられなかったけれど、トモリエール[人名+蔦(仏語)]という馬が次男の名前にちなんでいるのかもしれない。知らんけど。


松島オーナーの奥様も馬主登録している

妻の松島千佳オーナーは2022年7月現在で通算2頭を所有している馬主。

初所有馬はガーデンガーデン(父ハービンジャー)で市場取引価格2808万円
JRAでは9戦未勝利で引退。

2頭目はチカリヨン(父ハーツクライ)で市場取引価格8640万円の高額馬。
4戦目で未勝利戦を勝って初勝利。
記事執筆時点ではJRA 1勝クラスに在籍中。

ちなみに当然ながら主戦ジョッキーは武豊で、全21戦して武豊が騎乗したのは約半分の10回となっている。


息子さんも馬主

長男の松島一晃氏は2022年1月にマツシマホールディングスの代表取締役社長に就任。

2022年7月現在で2頭を所有する馬主としても活動している。

初所有馬はデール(父ロードカナロア)で執筆時点では3歳未勝利に在籍。
2頭目は外国産馬トリプルループ(父Justify)で森厩舎に在籍。


松島オーナーの娘さんは一口馬主クラブの社長を務める

2021年にインゼルサラブレッドクラブを設立してマツシマホールディングスの大住拓哉氏が代表取締役に。クラブ法人の株式会社インゼルレーシングでは娘の松島悠衣氏(34歳)が代表を務めている。

インゼルの由来はドイツ語の島(インゼル)

インゼルレーシングの所属馬は初年度産駒12頭が在籍。
クリダームが武豊で初勝利を挙げる。次走の函館2歳Sでも直線先頭に立って一時独走に入るも最後の最後でかわされて惜しい2着。

インゼルレーシングでは冠名は付けない方針のようで、それぞれが独立した馬名となっている。クリダームの由来は「魂の叫び(仏語)」

フランス語で魂の叫び…。
凱旋門賞ですかね。

【競馬】初出走初Vで話題集めるインゼルレーシング松島悠衣代表「世界を目指せる夢のあるクラブに」:中日スポーツ・東京中日スポーツ(顔写真アリ)
https://www.chunichi.co.jp/article/513193


松島家勝負服コレクション

キーファーズ

<白、鼠元禄、袖鼠縦縞>

お馴染みの勝負服。これでダービーを勝った。

松島千佳氏

<白、赤元禄、袖赤縦縞>

キーファーズとデザインは全く一緒でも白ベースに赤で一気に明るい印象に。

松島一晃氏

<水色、黄元禄、袖黄縦縞>

胴に元禄模様、袖に縦縞というデザインは一緒でも配色センスがこれだけ違うとイメージもガラッと変わる。

インゼルレーシング

<白、鼠元禄>

キーファーズの勝負服と非常に似ているけれど、袖の模様が縦縞から元禄になっている。

松島正昭氏Jマグニア夫人Mテイバー&Dスミス

<白、鼠元禄、袖白縦縞>

2021年ジャパンカップに参戦したジャパンとブルームの勝負服
キーファーズとは袖の配色(白と鼠色)が逆になっている。

勝負服作成サイト:勝負服チェッカー


関連リンク

マツシマホールディングス
https://matsushima-hd.co.jp/car_life/

インゼルレーシング
https://inseltc.com/

キーファーズサロン
https://www.youtube.com/channel/UC3qjhlDz50v8uALXrQhmGxQ


参考にさせていただいた記事や動画

「最初に勝つ日本人騎手は『武豊』でなくては」ドウデュースで日本ダービー制覇、松島正昭オーナーが“武豊と凱旋門賞”にこだわる理由(前後編)
https://number.bunshun.jp/articles/-/853675
https://number.bunshun.jp/articles/-/853678

ブルームで凱旋門賞に挑むキーファーズ・松島正昭代表「友人として、ファン代表として武豊を男にしたい」【馬主直撃】
https://www.chunichi.co.jp/article/340357

【注目新馬】夢が広がるチカリヨン、先々の狙いは凱旋門賞?
https://keiba-headline.com/chika-lyon-debut-73210/

【真の仲間】武豊とキーファーズ松島正昭の絆が熱い!ドウデュースと夢の舞台へ
https://www.youtube.com/watch?v=GHvR7RuTYCo


※本記事は更新日(2022/10/30)時点での最新情報となっています。

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