【2023年】第27回さきたま杯の傾向と対策と予想と。

第27回さきたま杯

4月5月は馬券的に試練の月だった…。
吐き気がするほど馬券が当たらず、勝負を賭けたオークス、日本ダービーも外れ…。

もうダメだと思ったけど、最後の最後にさきたま杯という名の希望があった。

投票サイト別のポイント還元率と特典

浦和ダート1400ｍ-傾向

浦和の根幹距離
コーナーまでに十分距離があるので有利不利は殆ど無い。
どの距離にも言えるが浦和競馬場は3コーナーがキツく、なおかつコース上に微妙に揺れる橋があるので慣れていない馬や騎手は割引が必要。
ゆえに地方交流重賞で地方馬が一番勝ちやすいコースとなっている。
空撮画像：グーグルマップ

さきたま杯-過去10年の傾向

1番人気馬の複勝率が80％、2番人気馬が複勝率90％で上位人気2頭が馬券内に入ってくる可能性が非常に高い重賞。

反面3番人気馬は複勝率30％と結構な確率で飛んでいる。

もう1頭には工夫が必要。


浦和といえばトリッキー、トリッキーといえば浦和だけど、1400ｍ戦は浦和競馬場で一番フェアなコース形態だけあって、過去のさきたま杯に劇的な大荒れの歴史は刻まれていない。

馬連の最高配当は3,400円で、3連複が万馬券になったのも一度だけ。

ただ人気薄が来ないのかと言えばそうでもなく、2020年は7-2番人気の決着で馬連1830円、2022年の馬連34.0倍も5-3番人気での決着。

浦和の特殊性を考慮してか、馬券が手広く売れている。


馬連は34倍が過去10年の最高配当だけれど、3連単の万馬券は3回あり、738倍、543倍、317倍と結構な跳ねっぷり。

ちなみに3連単3着荒れの立役者になった3頭は…

2022年シャマル（JRA所属、2番人気）
2020年ノボワイルド（浦和所属、6番人気）
2018年アンサンブルライフ（浦和所属、9番人気）

シャマル以外の2頭は浦和で毎年リーディングトレーナーを独走している小久保厩舎の管理馬。

今年の該当馬はアポロビビ。人気的に3着に来たら配当が跳ねるのは間違いなく…。3着欄に100円くらいマークしてもいいかもしれない。


勝利数 8勝：2勝
連対圏 13頭：7頭
複勝圏 19頭：11頭


馬連×0回、3連複×1回、3連単×3回（6桁配当×0回）


単勝×8回、馬連×6回、3連複×4回、3連単×0回


今年の該当馬は
2022年3着「シャマル」

過去10年の平均配当

過去10年の人気別成績

さきたま杯 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で11例

独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1シャマル［JRA］

かしわ記念は4着だけど、4着馬までは展開次第で着順が変わりそうな着差だった。

ダート交流重賞は【4-1-2-1】で唯一の着外がかしわ記念の4着。距離適性が微妙だったチャンピオンズCでも5着に来ていて、充実の時を迎えている実績馬。

ここでも過去の実績通りに50％くらいの勝率と、87.5％くらいの複勝率が計算できそう。

2ギシギシ［大井］

鞍上は66歳の大井の帝王・的場文男とここでまさかのカードを切ってきた。

主戦の矢野がスマイルウィの方を選んだというネガティブは相当に気になる要素だけれども。

ポジティブ要素としてはフジノウェーブ記念ではギシギシに乗って、選ばなかった方のギャルダルに勝たれているので、矢野貴之の選択力が微妙なところか。

馬のポジティブはスタートがバチクソに速いところ。ただこれはギシギシを手の内に入れている矢野だから速いという可能性も割とあって、今回もあのスタートが切れるのかはゲートを出てみないとわからない。

あのスタートが切れるなら逃げ確定で、浦和1400ｍなら面白い。

ギシギシ君には葵Sのモズメイメイのスタートシーンを100回見せてからレースに臨んでほしい。

3イグナイター［兵庫］

かしわ記念に続いて南関の若手では一番乗れる笹川翼が鞍上

馬の勢いが明らかに去年ほどではないけど、かしわ記念も7着とはいえ先着されたのはJRA馬とスピーディキックだし、惨敗しているわけではない。

条件馬の時は2秒以上のぶっちぎり勝ちを3回も決めたり、重賞でもきっちりと掲示板に載る常に一生懸命走るタイプ。今回も堅実に駆けてくれそう。

4スマイルウィ［船橋］

ギシギシとのお手馬2頭でこちらをチョイス。

矢野貴之はゴールドカップでもお手馬がかち合ってスマイルウィを選択。選ばなかったサルサディオーネをゴール直前で差し切った。

それを考えると今回もギシギシを逃がす選択をしそう。

気になるのは状態面だけど、かしわ記念を馬体故障で取り消した直後にさきたま杯を目標にすると陣営がコメントしていて、その言葉通りの登場なので体調面は全く心配なさそう。

5コンシリエーレ［JRA］

7戦5勝、3着2回、3連勝中で鞍上がC.ルメール

人気になりそうな要素しかないけど、最近の4勝は大箱の東京コースで小回りトリッキー浦和への対応力が全ての鍵になりそう。

兵庫CSで乗ったレーンは飛びの大きい馬とコメントしていて、馬体重も560kg以上と大柄なタイプ。浦和に適応できず馬券外みたいな結果になっても驚けない。

6エアアルマス［川崎］

ダート重賞【1-0-0-9/10】
JRAのOPでも3勝しているけど、3年半前に優勝した東海S以外の重賞では全て馬券外となっている。

前走は東京スプリントではスタート直後に不利があり最後方まで下げざるを得なくなりつつ、直線向いた時点ではブービーから5馬身くらい離れた位置にいたのに大外を猛然と追い込んで4着。勝ったリュウノユキナを1.1秒も上回る見せ場たっぷりの鬼脚だった。

ンマー東京SPでエアアルマスから買っていた人はどうやっても届かない位置からの鬼脚なので何一つドキドキしなかったと思うけど。

あの脚を転化できれば勝機もある。後は砂を被るのが苦手なタイプとのことなので、スタートと展開が鍵になりそう。3走前もスタートが上手くいってないし…。

7アポロビビ［浦和］

東京スプリントでエアアルマス（4着）、ギシギシ（5着）と接戦の6着だけど、逆転するには明らかに脚質が浦和に向いていないのよ…。

期待は重賞だけはバカみたいに強い御神本の手腕。

8テイエムサウスダン［JRA］

蛯名厩舎に転厩してからは飯田厩舎の残り汁があったであろう初戦の東京盃以外は惨敗の連続。

前走は61kgが堪えたのかもしれないけど、その前から負け過ぎ。

浦和競馬場はオーバルスプリントで快速アランバローズを2番手から追いかけて3コーナー手前であっさりと捕まえてしまったことがあるので、かなり適性はありそうだけど…。

9バスラットレオン［JRA］

ニュージーランドT、ゴドルフィンM、1351TSと重賞を3勝

基本的に芝寄りでも、ダートのゴドルフィンM優勝、武蔵野Sでも上位2頭（ギルテッドミラー、レモンポップ）よりも重い斤量を背負ってハナ、1/2馬身差の3着。4着スマッシングハーツは2馬身半離している。

ただ全5勝が全て逃げ切り。2～3番手からでも札幌2歳Sとシンザン記念で3着、朝日杯FSと阪神Cで4着に来ているので「逃げ絶対」ではないけれど、勝った時は全て4コーナー先頭だし、ダートで逃げずに負けた2戦は逃げ馬を捕まえられていないので、逃げられなそうなここでは1着勝負の馬券は買いにくい。

10ビヨンドボーダーズ［川崎］

一番の格下馬が大外枠ではいかにも厳しい…。

馬主の松本あけみさんは山林堂の奥さんの矢部美穂とお友達らしい。矢部美穂のインスタグラムに写真が載っていたけどエレガントなおばあさまだった。

さきたま杯-前日予想

GⅡだけあって好メンバーが揃って10頭立てなのに予想が難しい。
心の本命は的場文男のギシギシなのだけど、冷静に予想してしまうと逃げても捕まる可能性は高いよねっていう。

絞りきれないので、ここはコンシリエーレの馬券外に賭けて、馬券内有望なシャマルから3連複勝負！

◎シャマル
◯エアアルマス
△ギシギシ
△イグナイター
△バスラットレオン
△スマイルウィ
×アポロビビ

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