【2021年】第23回黒船賞の傾向と対策と予想と。

第23回黒船賞

3月の交流重賞は2戦2敗
当てに行くだけなら簡単だけど、儲けにいくと途端に当たらないのが地方交流重賞
ここも儲けに行くには難しいラインアップ。。

投票サイト別のポイント還元率と特典

高知ダート1400ｍ-傾向

基本的に交流重賞はその競馬場が誇る一番フェアなコースで行われる。
高知1400ｍもその例に漏れず、引き込み線からスタートして最初のコーナーまで十分に距離がある1周戦
形状としては3コーナーからのカーブが緩く捲りを打ちやすい。
直線が200と短いこともあり勝負所は3～4コーナー。ここでスピードを落とさず上がっていける馬が強い。
◎先行有利
◎外枠若干有利
空撮画像：グーグルマップ

黒船賞-過去10年の傾向

荒れたのは単勝234.3倍のエイシンヴァラーが勝って単勝、馬連、3連複、3連単が全て万馬券になった2018年のみで。他の年で万馬券になったのは3連単が一度だけ（169.9倍）となっている。

勿論、大荒れの可能性はあるけど、堅い決着で収まる可能性の方が圧倒的に高いレース。


堅い決着と矛盾しているようだけど1番人気の勝率30％、複勝率60％は交流重賞としてはかなり低い。
人気馬の組み合わせで決まることが多いけど、倒幕を目指した坂本龍馬のお膝元だけに大勢に支持される1番人気馬を信頼しすぎるのは危険？

全然関係ないけど、大井競馬場の最寄り駅である京浜急行の立会川駅には何故か坂本龍馬の銅像が建っている。
二十歳の時に立会川に住んでいたことがあるらしい。
大井の馬は謎に縁があるのでモジアナフレイバーには好要素!?


小回りコースなのに逃げ切りが少ないレース
一度も先頭を譲らずに逃げ切ったのは去年のラプタスで2頭目（もう1頭は2012年セイクリムズン）
基本的には逃げ馬よりもその馬を目標にできる先行馬の方が狙い目。


当然といえば当然だけど前走GIに出ているような馬は強い。
ただ去年のフェブラリーS4着馬ワンダーリーデルは馬券外へ飛んだので、高知に合う合わないはある。


勝利数 9勝：1勝
連対圏 19頭：1頭
複勝圏 27頭：3頭


単勝×1回、馬連×1回、3連複×1回、3連単×2回（6桁配当×1回）


単勝×9回、馬連×7回、3連複×4回、3連単×1回


今年の該当馬は2019年優勝、2020年3着の「サクセスエナジー」
2017年の優勝馬「ブラゾンドゥリス」

過去10年の平均配当

過去10年の人気別成績

黒船賞 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で3例

独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1サクセスエナジー［JRA］

少しだけ他馬より重い58kgだけど、59kgでJRAのオープンを圧勝したこともあるので問題ナシ。
この馬は長らく4コーナーで3番手以下にいた場合の馬券率が著しく低かったのだけど、重い印を打たずにシメシメと思って見ていた兵庫GTで後方から砂の重いインを突いてのまさかの差し切り勝ち。
6歳（当時）にしてさらに一皮むけてしまった感。
その後は惨敗2連続中だけど、正直ここは前2戦と比べて相手が弱すぎる…。

近10走の成績が古い方から3着、2着、1着、1着、10着、1着、10着、1着、12着、15着
馬券内か2桁着順かの恐ろしく振り幅の広い成績
今回このメンバーで2桁着順になる可能性はほぼないので、ならば馬券内確定!?

2ブラゾンドゥリス［高知］

2017年の黒船賞馬も当時と今では勢いが全然違う。
地方移籍後16戦して1着賞金160万円以下のレースを4勝しかしていない馬に期待はかけられない。

3グリム［JRA］

17ヶ月の長期休養明けとオープンクラスでは初の1400ｍ戦。
2つのどうなのかが重なっている実績馬。

1400ｍ戦（3歳500万）でコパノキッキングに勝っているので通用するスピードは持っていそうだけど、この距離を主戦場に選んでいなかったのは間違いないところ。
しかも未知数の長期休み明け。
恐らくは他に希望するレースに出られなかったから選ばれた黒船賞への出走。

馬券には「来たらしょうがない」という割り切りも必要だ！

と明日になったら馬券当てたい欲から抑えで馬券に組み込みそうな私に伝えたい。

4ヴァケーション［南関東］

2019年の全日本2歳優駿を制しているJpnＩウィナー
グリムもサクセスエナジーもJpnＩは勝っていないので格的に最上位と言えなくもない馬

ただ南関東の2歳、3歳馬にはよくあることだけど、大きいレースを勝ってもあっさりとピークアウト。
3歳時は唯一、名古屋の秋の鞍で隙間勝ちをしたけど、その1～3番人気馬（1、2、6着）が揃って園田・楠賞に出てきて1頭も馬券にならずに総崩れしていることからもレベルの低さがわかる。

プラス要素としては小回りの1400ｍ戦はこの馬にジャストフィットしそうなこと。
川崎のコーナーを上手く回れたからこその全日本2歳優駿のアタマ差勝利。

5ドライヴナイト［兵庫］

すばるステークスを勝った辺りではこれからダート重賞の常連になりそうな雰囲気もあったけど、そこがピークだったのか、下落傾向に歯止めがかからず地方移籍
園田金盃で4着とそこそこはやれているけど、前走では今日も出てくるアイアンブルーと1.2秒差の負け。
2桁着順を連発しまくっていた中央時の成績を見てもここで馬券になる可能性はかなり低い。

6インペリシャブル［南関東］

黒潮盃はめちゃくちゃ強かったけど、3歳時に強かったのはあの時とプラチナカップだけという謎の実力。
その浦和プラチナカップでは今をときめくダノンレジーナに浦和1400ｍで先着しているので、高知1400ｍにも適正はありそう。
最初から最後まで一生懸命走ればなんとか通用しそうな速力と、もしかしたら程度の意外性はある。

7スリーグランド［JRA］

4歳の成長力と、追い込みから逃げへの脚質展開を成功させた前走の快勝劇

ただ…
2勝クラスを勝った時に2着だったオーロラテソーロはその後3戦して馬券内ナシ
3勝クラスを勝った時に2着だったコパノマーキュリーはその後4戦して馬券内ナシ
割と展開が良かったすばるSで今日も出ているテイエムサウスダンに1.0秒負けの5着
バレンタインSで下したタガノビューティーは今週のポラリスSに出て5着

オープンを勝っているんだから勿論強いんだけど、ここで本命に推せる根拠や強さは未だ見せていない。

8モジアナフレイバー［南関東］

今年はマイル路線を狙っていくみたいなので1400ｍ参戦は想定内の路線。
勝島王冠で行きたがる面を見せていたし、前走から600ｍの距離短縮がいい方に出る可能性もある。

その前走、東京大賞典は走りっぷりが悪くて南部杯遠征の疲れが残っていたのではと鞍上敗戦コメント。
しかし今回の調教も割と軽めで高知遠征。
パドックで気配を見てから印を打ちたいタイプ。

9ノボバカラ［JRA］

さきたま杯優勝から北海道スプリントに連闘を強行した後にやっぱり疲れが出たのか休養
その休養明けで14着に敗れての黒船賞
過去には2桁着順から一変したことがある馬だけど、叩き良化型の雰囲気があるし、連闘のお疲れで休養したのであれば9歳で1回叩いただけで変わるのか疑問。大変疑問。

10アイアンブルー［高知］

スペルマロンやサクラレグナムと並べるまで来てそうな高知のトップクラス馬
ただ高知の馬が黒船賞で馬券になったのは2009年のフサイチバルドル（9番人気3着）が最後
ここで馬券になるには若さか勢いが欲しいところなのだけど、どっちも足りない。

11テイエムサウスダン［JRA］

正直、2歳が終わった頃には完全に早熟ダート馬だと思っていたけど、完全にはずれてました(・ε・；)

JRAオープン2勝
中央の根岸ステークスでは完全に中央重賞の壁に跳ね返されたけど、今年の黒船賞レベルなら間違いなく通用する。
恐らくはここだけの騎乗依頼であろう岩田康誠が後先考えずに勝ちに行くはずで、それはとても怖い。

12スペルマロン［高知］

暮れの高知県知事賞を勝っている高知チャンピオンホース
色々な距離のレースを勝っているのでベスト距離が掴めないけど父ロージズインメイ×母父ダンスインザダークだともう少し距離が長い方が良さそうなところはある。

実際に9戦連続連対中で負けたのは1300ｍと1400ｍのレース。
2400ｍ戦だった高知県知事賞は2着に4馬身、3着に6馬身差を付けて圧倒している。

黒船賞はだるま夕日賞2着から参戦した去年が6着
去年もかなりJRA勢のレベルが低かったけど、今年はさらに低い。
去年以上のメンバーなら迷わず消しだけれど…。ねえ…。

黒船賞-前日予想

自信を持って本命にできる馬が不在！
ならば好きな馬から行こうかということでモジアナフレイバー

なんだけど…

ちょっと前日予想で本命にするほどの自信がない！
パドック見てから決める所存。

事前に決まっている中だと穴でスペルマロンをちょっと買いたい。

どうでもいいけど、グランスクセーという馬にグランス（ラテン語で亀頭のこと）臭せえとはどういう名前だとJRAにクレーム付けた医者がいたとかいないとかいう話を聞いたことあるけど、まだご健在なら高知競馬にクレームは入れないんですかね？（笑）

---