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第21回名古屋グランプリ
1年で唯一名古屋グランプリでのみ使用される2500mコース来年3月11日を最後に名古屋競馬場は廃止されて、弥富トレーニングセンターに競馬場機能を移転するので、これが最後の名古屋競馬場2500mのレース。
そう考えると特に思い入れがなくても最後の2500mを目に焼き付けようと思いますね!
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最後の名古屋ダート2500m-傾向
かきつばた記念が行われる1400mと一緒のスタート地点からの2周戦小回りコースでスローペースからの上がり勝負が定番
逃げ馬が有利となりそうだが、こういうコース形態の場合は完全に後続の良い目標とされる不利も生じるので、同じ力量と見るならば逃げ馬よりも先行馬の方を買いたい。
空撮画像:グーグルマップ
名古屋グランプリ-過去10年の傾向
ベースは堅いが仄かに荒れる
馬連の最高配当が1860円だけれど、過去10年で5回が千円台。3連複も最高配当4150円となっているけれど、3桁配当だったことは3回しかない。
明らかに平均配当と3桁配当の回数が見合っていない。
この傾向から言えるのは上位人気勢では決まるけれど、順当には決まりにくいということ。
中央勢が圧倒の歴史
地方競馬の中でも馬のレベルが高くない名古屋で特異な2500m戦しかも前日の兵庫GTとは違って別定戦。
GI優勝馬+2kg、GII優勝馬+1kgとなっているけれど、そこまで強い馬はあまり出てこないので、実績のない地方馬でも基本的に中央馬と同じ斤量(牡56kg、牝54kg)で走ることになる。
当然ながら圧倒的にJRA勢が有利で人気の無い地方馬は来ない。
過去10年で馬券に入ったのは名古屋の総大将カツゲキキトキトの3着2回だけ。
スタミナはそこまで必要ない
過去の優勝馬はJRAでは1800mを主戦場にしていた馬が多い。JRAで1800m戦の勝鞍があれば小回り名古屋2500mのスタミナは持つ模様
JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 10勝:0勝連対圏 20頭:0頭
複勝圏 28頭:2頭
過去10年で万馬券になったのは…
馬連×0回、3連複×0回、3連単×4回(6桁配当×0回)過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×9回、馬連×5回、3連複×3回、3連単×0回過去10年の平均配当
券種 | 平均配当 | 最低配当 | 最高配当 |
---|---|---|---|
単勝 | 440円 | 140円 | 1,330円 |
馬連 | 1,011円 | 180円 | 1,860円 |
三連複 | 1,695円 | 350円 | 4,150円 |
三連単 | 8,641円 | 3,820円 | 17,130円 |
過去10年の人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 3 | 2 | 4 | 30% | 50% | 90% |
2人気 | 3 | 1 | 2 | 30% | 40% | 60% |
3人気 | 2 | 1 | 0 | 20% | 30% | 30% |
4人気 | 0 | 4 | 0 | 0% | 40% | 40% |
5人気 | 1 | 2 | 1 | 10% | 30% | 40% |
6人気 | 1 | 0 | 2 | 10% | 10% | 30% |
7人気 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 10% |
8人気以下 | 0 | 0 | 0 | 0% | 0% | 0% |
名古屋グランプリ 地方馬成績
地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で2例1頭のみ年 | 馬名 | 所属 | 着順 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2017年 | カツゲキキトキト | 名古屋 | 3着 | 1人気 |
2016年 | カツゲキキトキト | 名古屋 | 3着 | 7人気 |
独断と偏見に満ちた出走馬レビュー
1ホーリーブレイズ[南関東]
長距離を求めての遠征。大井移籍初戦だった東京記念トライアル(2400m)が鬼のような強さだったのだけど、あの一瞬の花火だったようで以降は勝ち星ナシ。
六甲盃は上手く逃げられて一発あるかという展開も3着。
51kgとかで出れるなら馬券内ワンチャンあるかもしれないけど、定量戦では限界を感じる。
2ドスハーツ[JRA]
追込み一手の個性派で超小回りの名古屋競馬場ではレースが難しい。オープン実績もないし、JRA5頭の5番手評価が妥当か。
3エグジットラック[愛知]
今年5月の楽天サラブレッドオークションにて34万円で落札されて名古屋移籍。すでに賞金だけで140万円近くを稼いでいるので元は取った。
このレースの1着賞金は3200万円なので、勝ったら100倍ですな。
4ダンビュライト[JRA]
芝のGII実績も加算されてしまうので、ダート実績では一番下だけれど57kgと他馬より1kg重くなってしまった。初ダートの前走・みやこSは「スタートも決まり、ダートの走りも悪くなかったけれどペースが上がった所でヤメてしまった。」と松若騎手がコメント
じゃあ今回はヤメないのかと言えば、そんなのやってみないとわからないっていう。
でもみやこSはヤメた割に3コーナーから4コーナー過ぎまでしぶとく食い下がっていたし、直線で一気に失速したのは人馬とも諦めたという要素が大きい感じ。
スタミナがあるのは間違いないので、強気に乗ったらかなり面白そう。
5ライトウォーリア[JRA]
被されるとダメなタイプということで、先行集団が固まりそうな交流重賞の長距離戦は不安要素。全5勝の内の4勝が阪神ダートでコースの好き嫌いもありそう。
名古屋と阪神は右回りコースくらいしか共通点がない。
6ルールソヴァール[北海道]
2018年の佐賀記念勝ち馬その後1年半休養した後は2桁着順を4回続けて北海道に移籍。
道営に入ってからは8戦連続で馬券内と復調しているけれど、着順は1着、1着、1着、2着、2着、2着、3着、3着と少しずつ落としているのが気がかり。
相手なりに走る面が良い方に出れば食らいつけるか!?
7ウインハイラント[愛知]
こちらも楽天サラブレッドオークションの取引馬で価格は115万円エグジットラックの3倍の値段が付いただけあって、すでに賞金だけで900万円近く稼いでいる。
8ケイアイパープル[JRA]
直近5走の成績ならこの馬が最右翼。2番人気が予想されるヴェルテックスにも2走前に勝っているし、そのレースでは1kg重かった上に今回は鞍上が中井から松山弘平に強化されるという2つの好転要素。
9トーセンブル[船橋]
ホーリーブレイズと同じく距離を求めて南関東から遠征。最近は以前に出た同じレースよりも着を落としていることが多くて、まだ6歳なのだけど成績に年齢を感じてしまう。
10ナムラムツゴロー[愛知]
楽天サラブレッドオークションブログのようになっているけど、この馬は151万円。今回出てきた名古屋移籍馬の中で一番高額馬となっている。
しかし残念ながら100万円くらいしか稼げていない。
11ヴェルテックス[JRA]
浦和記念はかなり行きっぷりがよく絶好位を確保。見ている限りでは完璧なレース運びだった。
だからこそ3着という結果は物足りない。せめて2着はキープしてほしかった。
血統的にはジャスタウェイ×シーイズトウショウでダート2500mという感じは全くしないけれど、母シーイズトウショウはCBC賞連覇とセントウルSで中京の重賞を3勝もしている。
スキル「名古屋の鬼」が受け継がれた可能性!?
名古屋グランプリ-前日予想
ダンビュライトが走らないと予想するならライトウォーリア、ケイアイパープル、ヴェルテックスの3連複を買っていれば当たりそうなのだけれど、個人的にはダンビュライトのみやこS 13着は見どころがあったと思っているので夢を乗せて本命。地方馬で1頭なら実績はヒケを取らないルールソヴァール。穴を担うのは君に決めた。
◎ダンビュライト
◯ヴェルテックス
▲ケイアイパープル
△ライトウォーリア
△ルールソヴァール