【2022年】第45回帝王賞の傾向と対策と予想と。
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第45回帝王賞

中央馬のメンツは完璧といえるもので、平均以上のレーティングが出てそうだけど、9頭立てはあまりに寂しすぎる…。
盛り上がりには頭数も意外と重要よね。

大井競馬場は帝王賞の為に砂を総入れ替えしたらしいけれど、最近の時計の速い傾向は変わらず。
入れ替えの影響はあまり気にしなくて良さそう。


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大井ダート2000m-傾向

東京ダービー、ジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が行われる大井が誇るチャンピオンシップコース
直線の一番深い所からスタートして枠の有利不利は無く、最後の直線も外回り386mと十分
力と力の勝負が行える絶好の舞台
大井競馬場2000mコース図 空撮画像:グーグルマップ


帝王賞-過去10年の傾向

JRA勢圧倒
2000年以降で見ると地方馬17頭が馬券内に入っているけれど、過去10年で見ると3頭と激減する。
しかもその内の2例はノンコノユメなので、地方叩き上げで馬券内に来た地方馬は2015年3着のハッピースプリントしかいない。

初期の頃の帝王賞は間違いなく中央馬 対 地方馬のダート頂上決戦だったけれど、残念ながら今はそうではない。


1番人気馬の勝率は高くない
2000年以降では1番人気馬よりも2番人気馬の方が1つ多く勝っている。

1番人気馬の勝率は22.7%(複勝率は68.2%)。

基本的に6番人気馬くらいまでしか勝つチャンスがないレースなのに、かなり低い勝率となっている。

例えば有馬記念は2000年以降で1番人気馬の勝率54.5%、複勝率77.3%。帝王賞の1番人気馬の倍以上の勝率を誇っている。

中山2500mより大井2000mの方がフェアなコースだと思うけど、この1番人気馬の勝率の低さは馬券検討を難しくする。

※追記
ダート重賞の方がいいかと思い直したのでフェブラリーSのデータを見ると1番人気馬の勝率52.2%、複勝率73.9%。

やはり帝王賞の1番人気馬の数字は相当に低い。

近10年で勝ったのは2015年のホッコータルマエ只1頭。
ただ6頭が2着なので連対率は70%と高い。
馬券外に消えた2頭は2019年インティと2021年オメガパフューム。


近年の帝王賞は(基本的に)堅い
(基本的に)と付けざるを得ないのは去年の帝王賞が馬連、3連複でも10万馬券と大荒れだったから。

ただそれを除くと本当に堅くて、単勝配当はすべて3桁。
馬連3桁配当も7回あって、それも320~570円間に収まる超低配当。
3連複も激烈な去年を除くと5800円が最高配当。

ダート古馬戦線、上半期の大一番で、この後10月の南部杯や11月のJBCまでしばらく大レースがないことから実力馬が万全の仕上がりで出てくる可能性が高い。
上位人気馬が遺憾なく実力を発揮すれば、必然的に実力に劣る馬が食い込む余地が少なくなる。


JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 10勝:0勝
連対圏 19頭:1頭
複勝圏 27頭:3頭


過去10年で万馬券になったのは…
馬連×1回、3連複×1回、3連単×3回(7桁配当×1回)


過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×10回、馬連×7回、3連複×3回、3連単×0回


リピーターが強い地方交流重賞
2021年優勝「テーオーケインズ」
2016&2021年2着、2019年3着の「ノンコノユメ」
2021年3着「クリンチャー」

2019年優勝、2020年2着「オメガパフューム」
2019年2着、2020年3着「チュウワウィザード」


2000年以降の平均配当(過去22回)

券種平均配当最低配当最高配当
単勝620円130円2,510円
馬連6,950円140円104,960円
三連複9,369円150円104,120円
三連単142,791円290円2,387,990円


2000年以降の人気別成績

人気1着2着3着勝率複勝率
1人気58222.7%68.2%
2人気64127.3%50.0%
3人気31613.6%45.5%
4人気2349.1%40.9%
5人気32313.6%36.4%
6人気2219.1%22.7%
7人気1014.5%9.1%
8人気0020%9.1%
9人気0010%4.5%
10人気以下0210%13.6%


帝王賞 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは2000年以降で17頭/過去10年では3頭

馬名所属着順人気
2021年ノンコノユメ大井2着10人気
2019年ノンコノユメ大井3着8人気
2015年ハッピースプリント大井3着5人気
2010年フリオーソ船橋1着5人気
2010年ボンネビルレコード大井3着9人気
2009年フリオーソ船橋2着2人気
2008年フリオーソ船橋1着1人気
2008年コウエイノホシ川崎3着4人気
2006年アジュディミツオー船橋1着2人気
2005年ナイキアディライト船橋3着1人気
2004年ナイキアディライト船橋2着5人気
2003年ネームヴァリュー船橋1着4人気
2002年インテリパワー大井3着3人気
2001年マキバスナイパー船橋1着7人気
2001年インテリパワー大井3着8人気
2000年ドラールアラビアン船橋2着13人気
2000年ザフォリア大井3着15人気


独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1スワーヴアラミス[JRA]
大井2000mのGI成績【初出走】

北海道シリーズで強い馬で、4コーナー前からペースアップするレースには慣れている。
近走は差し追い込み戦法だけれど、先行策も取れるし、1番枠からスムーズに競馬ができるようなら面白い所があるかも。

とはいえコーナーでの加速は苦手なのか北海道で連対したどのレースを見ても追って追って追ってようやく付いていってるので、大井外回りのコーナーでどうなるのか未知数だけれども。


2オメガパフューム[JRA]
大井2000mのGI成績【5.2.0.1】
2018-2021東京大賞典4連覇、2019帝王賞優勝

東京大賞典4連覇を飾って引退するも種牡馬需要が厳しかったのか引退撤回も59kgを背負ったアンタレスSを快勝。

引退後は牧場へ行く馬運車にM.デムーロが見送りに来ていたりして、周囲の雰囲気でオメガパフュームも自分がもう走らないっていうのは薄々勘づいていそうだけど戦う気持ちは萎えていなかった。

ただ安田調教師は「年齢を重ねて筋肉量は落ちた」とコメントしていて、全盛期と比べてしまうと少し物足りない模様。

疑問符としては力量よりも時期か。
東京大賞典4連覇の割に帝王賞は3戦1勝。去年は崩れた。

あとは見え見えの超スローペースにどう対応するのか。


3ノンコノユメ[大井]
大井2000mのGI成績【1.3.1.5】
2015ジャパンダートダービー優勝

9歳の去年は2分3秒3で駆け抜けて、今年も出走しているオメガパフューム、チュウワウィザード、クリンチャー、オーヴェルニュに先着する2着。

今年はついに2桁の10歳だけれど重賞2戦で勝てずとも馬券内を確保。
すでに来年の権利(南関東で10歳以上の馬が出走するにはOPで前年5着以上の実績が必要)も取って衰えナシを証明済み。

いつ走るかわからないところがあるけれど、帝王賞は過去4走で2着、3着、5着、2着。2015年とはいえ7月のジャパンダートダービーも勝っている。
蒸し暑いこの時期はかなり得意。馬場が湿れば尚良し。一雨欲しい。パサパサは辛い。


4ネオブレイブ[大井]
大井2000mのGI成績【初出走】

9着予想なら断然の1番人気。


5オーヴェルニュ[JRA]
大井2000mのGI成績【0.0.0.1】

右回りでも福島民友カップ、ベテルギウスSとダートOPを勝っているので走れなくはないだろうけど、重賞ではベスト舞台の中京の左回りでしか馬券になっていないし、掲示板にも載れていない。

暑い季節が苦手で、1週前にこれ以上暑くなってほしくないとコメントしていたけれど、それ以降に真夏日が連発している6月最終週。

特段の買い要素があるわけでもないのに、細かいマイナスが積み重なっている感。


6チュウワウィザード[JRA]
大井2000mのGI成績【0.1.2.1】

ドバイWCから帝王賞は意外な鬼門ローテとなっていて、ここ10年で勝ったのは2015年のホッコータルマエしかしない。

他に
2016年ホッコータルマエ 4着
2017年アウォーディー 3着
2017年アポロケンタッキー 5着
2017年ゴールドドリーム 7着
2018年アウォーディー 8着
2021年チュウワウィザード 6着
(※全て直行ローテ)

錚々たる面々があっさり負けている上に、何よりも去年のチュウワウィザード自身が崩れている。

3ヶ月も空いているし今の調教技術なら全く問題なさそうではあるんだけど、一方でGIを勝っている実績馬が軒並み負けまくっているのもまた紛れもない事実。


7クリンチャー[JRA]
大井2000mのGI成績【0.1.1.0】

去年の3着馬、東京大賞典も2着で地力は疑いようがナシ。

主戦の川田将雅が乗らないというのはマイナスだけど、クリンチャーとチュウワウィザードの力量を比較してドライな判断をしたというよりは、海外GIとなると外国人騎手に乗り替わりが当たり前の中でドバイWCでも乗せてくれたチュウワウィザード陣営への恩義を優先させた色が濃い。

となれば南関東リーディングの森泰斗で代打には不満ナシ。

帝王賞2分3秒4、東京大賞典2分4秒2。今の時計の出る大井の馬場適性はすでに証明済み。


8テーオーケインズ[JRA]
大井2000mのGI成績【1.0.0.1】
2021帝王賞優勝

衆目一致のダートチャンピオンホース。
自分の力を発揮できるレースならこの馬が勝つ。

懸念は絶好調とまではいかなそうな状態面。
1週前追い切り時に松山騎手は「身体に若干の緩さを感じるが、これならレースに行ってもいい」と微妙なGOサイン。
高柳調教師もそれを受けて「出走へ前向きに考えている」と回避も全くのゼロではない口ぶりだった。
額面通りに受け取って9割くらいのデキ?

調教タイムを全然出さない馬なので、正直外からではわかりにくい。

多分大丈夫なんだろうなと思いつつ、去年あんなに強かったエフフォーリアが宝塚記念であっさり負けた直後なので、状態で負けるかもってのがちょっと頭によぎりがちな今日この頃。


9メイショウハリオ[JRA]
大井2000mのGI成績【初出走】

GⅢを2勝も前走はテーオーケインズに完敗。
GⅢ2勝時の2、3着馬はまさにGⅢクラスという馬だし、GⅠのチャンピオンズカップでは跳ね返されたし、まだちょっと本物の一線級とは壁がありそう。

普通に走ったら5着か6着だけど、上が勝手に自滅してくれる可能性もある。


帝王賞-前日予想

まず展開予想からして難しい。。。
逃げるのはクリンチャーが有力だと思っているけど、オーヴェルニュの線もありそう。
ただオーヴェルニュは過去2回逃げて4着、7着と結果が出ていないので、福永なら行きそうではあるけど、馬キャラ的には前に馬を置きそう。

いずれにしても普通に考えると超スローペースからの、残り千㍍切ったあたりから超ロングスパート勝負になりそうで、当然ながらそんな競馬をみんなしていないので予想が難しい…。


迷ったけど、自力勝負できる唯一の馬クリンチャーに本命。
ただ速い上がりには限界がありそうで、勝ち切るまでのイメージはあまり沸いてない。
テーオーケインズに差されての2着が最有力と思っている本命印。

テーオーケインズとクリンチャー、この馬連一点に全力。
アテにならない地方前売りオッズとはいえ9.8倍も付いていて意外と美味しい。
あとはテーオーケインズが勝手にコケた場合にチョイプラになるくらいの抑え馬券を少々。

◎クリンチャー
○テーオーケインズ
▲オメガパフューム
△チュウワウィザード
△メイショウハリオ


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