【2022年】第68回東京大賞典の傾向と対策と予想と。
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第68回東京大賞典

有馬記念のグランプリ感と比べると、近年はグランプリメンバーという感がかなり薄い東京大賞典

ダート路線は年明けにも色々とBIGレースがあるので仕方ないとはいえ、空気読まずに1着賞金を2億5千万くらいにして、回避しがちな強豪を呼び込んでもいいのではないのかと思ってしまう。

今年も締めのGⅠとは思えないような寂しいメンバー構成の東京大賞典。


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大井ダート2000m-傾向

東京ダービー、ジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が行われる大井が誇るチャンピオンシップコース
直線の一番深い所からスタートして枠の有利不利は無く、最後の直線も外回り386mと十分
力と力の勝負が行える絶好の舞台
大井競馬場2000mコース図 空撮画像:グーグルマップ


東京大賞典-2000年以降の傾向

1番人気馬は堅実に走る
2019年に4着に敗れたゴールドドリームが2006年のアジュディミツオー以来13年ぶりに馬券を外した1番人気馬

以前の地方馬も強かった頃の東京大賞典は人気薄でもチャンスがある混戦のGIレースで、1番人気馬の信頼度がそれほど高くなかった。

しかし殆どの素質馬がJRAに集まるようになった近年の東京大賞典は非常に1番人気が強い。


3番人気までと4番人気以降に厚い壁
1、2番人気の複勝率が77%、3番人気が63%とハイアベレージなのに対して、4番人気馬の複勝率は18%、5番人気で22%と一気に下がってくる。

基本的には1~3番人気馬の中で2頭は馬券内に入ってくることが多い。


配当は堅実傾向
3番人気までの実績馬が強いので、当然ながら荒れることが少ない。

3連単が発売された2002年以降で、万馬券になったのがたったの8回しかない。
10万円を超える配当も2回しか出ていない。

東京大賞典は半分以上で3連単が100倍以下のレース。


同年の帝王賞優勝馬の東京大賞典成績
2000年以降に16頭が出走して【4-4-2-6】で勝率25%、連対率50%、複勝率62.5%となっている。

帝王賞1着➡東京大賞典1着
ファストフレンド
スマートファルコン
ホッコータルマエ(2013)
オメガパフューム

帝王賞1着➡東京大賞典2着
ヴァーミリアン
フリオーソ(2010)
ホッコータルマエ(2015)
ゴールドドリーム

帝王賞1着➡東京大賞典3着
タイムパラドックス
ケイティブレイブ

帝王賞1着➡東京大賞典4着以下
カネツフルーヴ
ネームヴァリュー
アジュディミツオー
フリオーソ(2008)
ワンダーアキュート
コパノリッキー


同年のジャパンダートダービー優勝馬の東京大賞典成績
JDDが創設された1999年以降に11頭が出走して【1-2-2-6】で勝率9%、連対率27%、複勝率45%となっている。

JDD 1着➡東京大賞典1着
ゴールドアリュール

JDD 1着➡東京大賞典2着
フリオーソ
ハタノヴァンクール

JDD 1着➡東京大賞典3着
トーシンブリザード
サクセスブロッケン

JDD 1着➡東京大賞典4着以下
マイネルコンバット
ビッグウルフ
カフェオリンポス
ヒガシウィルウィン
ダノンファラオ
キャッスルトップ


JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 19勝:3勝
連対圏 37頭:7頭
複勝圏 55頭:11頭


2000年以降で万馬券になったのは…
馬連×1回
3連複×2回
3連単×8回(6桁配当×2回)


2000年以降で3桁配当で収まったのは…
単勝×21回
馬連×12回
3連複×6回
3連単×1回


リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は2020年2着「カジノフォンテン」


東京大賞典-2000年以降の平均/最高配当-

券種平均配当最低配当最高配当
単勝352円100円1,630円
馬連2,268円200円28,510円
三連複3,254円160円14,950円
三連単19,772円560円199,470円


2000年以降の人気別成績

人気1着2着3着勝率複勝率
1人気95340.9%77.3%
2人気57522.7%77.3%
3人気64427.3%63.6%
4人気1034.5%18.2%
5人気1314.5%22.7%
6人気0020%9.1%
7人気0130%18.2%
8人気0010%4.5%
9人気0200%9.1%
10人気以下0000%0%


東京大賞典 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは2000年以降で11例/過去10年で4例

馬名所属着順人気
2020年カジノフォンテン船橋2着9人気
2019年ノンコノユメ大井2着5人気
2019年モジアナフレイバー大井3着4人気
2014年サミットストーン船橋3着8人気
2010年フリオーソ船橋2着2人気
2005年アジュディミツオー船橋1着4人気
2004年アジュディミツオー船橋1着3人気
2003年コアレスハンター大井2着7人気
2001年トーホウエンペラー岩手1着3人気
2001年トーシンブリザード船橋3着2人気
2000年アローセプテンバー船橋3着6人気


独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1 ゴールドホイヤー[南関東]
重賞4勝が4番人気、4番人気、6番人気、5番人気で、2、3着に入った3回も6番人気以下と意外性を秘めているタイプ。

この馬が来る時は上がりのかかるレース展開になった時だけど、さすがにここだと少しの展開利くらいでは切れ味が足りない。


2ノットゥルノ[JRA]
同年JDD優勝馬の東京大賞典は勝率9%しかないけど、複勝率は45%。
データ上では約半数が馬券圏内に入ってきている。

今年のJDDは2着のペイシャエスがその後も順調に走って、名古屋グランプリで重賞制覇。4着だったハピもチャンピオンズCで3着を結果を残している。

なのでその2頭よりノットゥルノの方が絶対に強いと誰もが認める成績なら、この比較論一本勝負だけでも一気に本命クラスになるのだけど、日本テレビ盃でペイシャエスに、チャンピオンズCでハピに負けているのが話を難しくさせる。

前走GⅠが-13kgで勝負仕上げだった雰囲気もあるので上積みもどうか?


3ライトウォーリア[南関東]
南関東の水が合ったのか、矢野と手が合ったのか、内田調教師と気が合ったのか、南関東へ移籍して重賞2連勝。しかも両方ともに完勝。

ただJRA在籍時は名古屋大賞典で2.9秒差の8着、佐賀記念で4.4秒差の5着と東京大賞典より3枚落ちの交流重賞で全くやれていない。

しかもこれは21年末と22年春なので最近といってレース。

ここ2戦は逃げと大外枠で揉まれない競馬だったのも奏功している。ゲートを出てからさほど速くないので、この枠で序盤に包まれてしまった時には大敗する不安がある。

馬券になるなら逃げか、他馬に囲まれない位置を取ってスッと先行した時。逆に言うとそれが叶わないなら多分沈む。

JRA時代には1枠に4回入って全て惨敗している。


4ドスハーツ[南関東]
南関東限定でも重賞だと荷が重い。


5メイショウハリオ[JRA]
2000年以降の帝王賞優勝馬は同年の東京大賞典で勝率25%、複勝率62.5%の数字を残している。

同じ大井2000mだけど、梅雨時期の6月で時計が速くなりがちな帝王賞と、冬の乾燥したダートで行われる東京大賞典は結構違うレース。

そして過去を見れば帝王賞より東京大賞典の方がメンバーが揃う傾向にあるけれど、今年はテーオーケインズもオメガパフュームもチュウワウィザードもいなくなって明らかに弱体化している。

完全に押し出された1番人気だけれど、恐らく競馬ファンもみんなそう思いながら結局1番上に押し出しているだけに、やはり最右翼。

前走は休養明けで時計の速い盛岡ダートなら5着で十分に高評価。程よく時計がかかる冬の大井の方が間違いなく合う。チャンピオンズCに出ないでここ一本なのも好印象。


6ウシュバテソーロ[JRA]
オープン特別を連勝しての東京大賞典。

このレベルの実績だと例年の東京大賞典では5~6番人気になって、やっぱりまだ力が足りてなかったとGⅠの壁に跳ね返されるのだけど、今年のメンバーでは足りてしまいそうな実績。

ただ展開は間違いないレベルで向かないので、最近で言えば2年連続で3着に来たウェスタールンドのように直線で猛然と突っ込んできても前に必ず何頭かいるということになりそう。

3連単フォーメーション向きの馬。


7リンゾウチャネル[南関東]
過去を見るとかなり色々な距離で走っているけれど、現在は1800m以下で切れを生かす競馬が最も合っている。

ここで馬券になるなら後方に構えて、超ハイペースになった時。


8ショウナンナデシコ[JRA]
2022年上半期の絶対女王

JBCレディスクラシックで負けて同月のクイーン賞に出てきたのは、もう引退が決まっていて、3着でも500万円貰えるので拾いに来たのかと思っていたけど、どうやらそういう訳でもなかったらしい。

本気で東京大賞典を狙って来ているならば、関東への輸送がある上にハンデが重くなると分かりきっているクイーン賞は絶対に挟まないので、陣営が何を目指しているのか良くわからない。

ここで5着賞金でも拾って引退?
それなら吉田隼人でいいと思うけど、鞍上替えて勝負かけてる風なのもよくわからない。


9カジノフォンテン[南関東]
前回は御神本に乗り替わって出たなりの競馬をしたとのこと。

きっちり折り合って、どんな脚を使うのかはわかっただろうし、今年のメンバー構成なら二戦目で上げてくる期待しかない。

最近の成績で忘れられがちだけど、2年前には3連覇を目指すオメガパフュームを相当に慌てさせた馬。戻ってくれば実力は十分。


10サンライズホープ[JRA]
みやこSはスタート失敗(ゲートを出てからトモを滑らせた)のが結果的に奏功したとレース後に鞍上がコメント。

そしてチャンピオンズCでも後方から行って6着

その時のレース後コメントが
「外、外を回るロスの多い競馬になってしまいました。最後で同じ脚いろになりましたが、4コーナーを向いた時の手応えはオッと感じるものでした。こういう競馬を続けていけば、またチャンスはあると思います」

今回のメンバー構成なら前に行ける馬が絶対的に有利そうで、前走みたいな後方待機策をするなら1着まではまず届かない。

前と後ろ。どちらもありそうで。どんな競馬をするのか読むのが難しい…。

間を取って「捲り」が一番良さそうだけど、幸英明はやってくれるのか?

あまり大胆な競馬をするイメージがないんだけど、みやこSのヴェンジェンスで捲って重賞勝利がある。あれをリクエストしたい。


11ミヤギザオウ[南関東]
今年の羽田盃馬だけれど、春の牡馬クラシック組は秋の開催で軒並み低調だった。

この馬も復帰戦のスターバーストCでオオッと思わせたけど、勝島王冠 9着では手が出ない。


12アトミックフォース[南関東]
現在5連勝中だけれど盛岡の芝レースとダートのオープン特別。

主戦の矢野騎手も当然のようにライトウォーリアの方を選んだとなれば、様子見妥当。


13レッドガラン[JRA]
今年芝のGⅢを2勝しているのにダート路線に目を向けてきた。

ただ芝の重賞でも着をまとめている中でダートを使ってきたなら脈アリかとも思うけど、明らかに落ち目になった所でのダート転向では…。

来年の春は障害レースを走ってそう。


14ラッキードリーム[兵庫]
去年の道営3冠馬で、交流重賞のJBC2歳優駿も勝っている。
園田で王座に君臨していたジンギを2戦続けて破って、今の兵庫の中距離路線チャンピオンホース。

かなり人気はないと思うけど、そこまで侮られるほどに弱くはない。


東京大賞典-前日予想

◎サンライズホープ。
恐らくそんなにペースは速くはならないので、向正面から捲ってポジションを上げていってくれると信じての本命。

羽月調教師が「凄い気合い」とコメントしていた通りのうなるような走りで直線早めに先頭に立って押し切る競馬を期待。


◯メイショウハリオ
やはり東京大賞典1本に絞ったローテがいい。

展開が向いたとはいえ帝王賞を勝ったり、JRAのダート重賞を2勝したりできる馬が他にどれだけいるのかと言われたら、やはりこの馬は普通に強い。


▲カジノフォンテン
前走は御神本が次走の東京大賞典も視野に入れた競馬をしたとのこと。
今年のメンバーなら圏内突入を期待したくなる。


馬券はこの3頭に絞って勝負!


blogmura

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