【2020年】第33回マイルCS南部杯の傾向と対策と予想と。
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第33回マイルCS南部杯

東京盃、レディスプレリュードとダブル的中で意気軒昂に乗り込む南部杯

と言いたい所だけど勝負していない交流重賞ほど馬券が当たる不思議…。

ただのダート不良馬場はJRAほど水はけが良くない地方競馬にはよくある設定なので何も問題ないのだけど、雨が降る中での水たまり付き不良馬場はレアケースなので勝負しにくいなりぃ…。


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盛岡ダート1600m-傾向

2コーナー手前の引き込み線からスタートしてワンターンの競馬
芝スタートとオールダートの違いはあるが東京ダート1600mに近いコースレイアウト
スタートしてから3コーナーまで700mもあるのでペースが落ち着きやすく逃げ先行有利
ゲートを出て200mほどして少し左に曲がるので逃げたい馬は内枠が良いが、全体的な傾向としては有利不利はない
盛岡競馬場1600mコース図


マイルCS南部杯-過去10年の傾向

1番人気ツヨシ
勝率60%、連対率90%、複勝率100%と圧倒的成績
2006年のシーキングザダイヤが4着に敗れてから13年連続で馬券内


3番人気ヨワシ
基本的に上位人気は50%前後の複勝率となっていることが多い交流重賞で勝率0%、複勝率20%は相当に悪い。
人気が走るわけではないとはいえ、1番人気に推される馬とはかなりの壁を感じる。


時折激烈に荒れる
3連単が万馬券になったのは過去10年で3回しかないけど、その内1回が100万馬券で、1回が10万馬券
たまーにとんでもない馬が飛び込んでくる歴史


JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 10勝:00勝
連対圏 20頭:00頭
複勝圏 39頭:1頭


過去10年で万馬券になったのは…
馬連×1回、3連複×2回、3連単×3回(6桁配当×2回)


過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×8回、馬連×7回、3連複×5回、3連単×1回


3連複から3連単のアップ率
14.4倍(過去10年)


リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は2019年優勝「サンライズノヴァ」、2019年2着「アルクトス」、2018年2着、2019年3着「ゴールドドリーム」


過去10年の平均配当

券種平均配当最低配当最高配当
単勝534円110円2,020円
馬連1,887円140円12,830円
三連複10,203円300円72,220円
三連単147,891円770円1,312,650円


過去10年の人気別成績

人気1着2着3着勝率連対率複勝率
1人気63160%90%100%
2人気23120%50%60%
3人気0110%10%20%
4人気21220%30%50%
5人気0030%0%30%
6人気0100%10%10%
7人気0110%10%20%
8人気0000%0%0%
9人気0000%0%0%
10人気0000%0%0%
11人気0010%0%10%


マイルCS南部杯 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で1例

馬名所属着順人気
2010年グランシュヴァリエ高知3着11人気


独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1リンクスゼロ[笠松]
安定のホースケア


2モジアナフレイバー[大井]
戦前に距離が少し短いだろうと思われていた去年は3着ゴールドドリームとクビ差の4着

帝王賞13着はドバイ遠征のダメージがかなりあったみたいだけど、復帰戦の前走はムチも入れずに楽勝
ただ余裕の勝利ではあったけど、2着は前走条件戦7着の馬でメンバー的にもっと大楽勝でも良かった。
前走の時点ではまだまだ全盛期には戻りきっていない雰囲気があった。

なのでホップ(前走OP)、ステップ(南関東限定重賞)、ジャンプ(東京大賞典)と行くのかと思っていたけど、いきなりジャンプ級の南部杯では買いづらい。


3インティ[JRA]
7連勝でGIを制した後は6連敗で勢いもファンの期待も一気に萎んでしまった。
ただその中でもチャンピオンズカップで0.2秒差3着など実力を示している。

とはいえ6連敗中の4戦で1番人気、残りは2、3番人気
今回も上位人気が予想されるので馬券期待値という点でどうか。

調教からは太めが残ってそうな可能性もあり、抑え程度ならさっさと買ってしまってもいいけど、厚く買う予定なら馬体重とパドックを見てからにしたい。


4イダペガサス[北海道]
北海道からの刺客
間違いなく馬券圏内には足りないけど、そこそこにはやれそう。


5モズアスコット[JRA]
日本人騎手【2-2-0-7】
外国人騎手【5-3-0-6】

イメージほどの差はないけど外国人騎手が乗った時の方が成績が良い。
今回はルメールが乗れないのは仕方ないとしても、横山武史という微妙なカードを矢作調教師が切ってきたのはそれほど自信がないからなのかと深読みしたくなる。

ヨコタケは今年69勝しているしJRAでは安心して買える騎手だけど、矢作調教師が今年依頼したのは2鞍のみ(1勝)、馬主も1鞍のみ(0勝)
ここで勝負出来る自信があるなら別のカードを切ってきそうなんだよなー。

とはいえ盛岡の軽いダートはこの馬にすこぶる合いそう。
陣営も専門紙も調教の評価が高い。


6ナラ[笠松]
笠松で戦っている限りでは結構強いのに安定のホースケア


7スカイサーベル[岩手]
堅実さが売りのタイプはこういうレースでもちゃんと堅実に走るので、地方馬だけの順位なら上位に来そう。


8パンプキンズ[岩手]
ヒガシウィルウィンに連敗中
盛岡限定重賞でも4~5番人気だろうレベルでは…。


9ワンダーリーデル[JRA]
フェブラリーS 4着の後は3戦して馬券圏内ナシ。
これが他の地方競馬場でのレースなら問答無用でオミットしていいと思うけど、盛岡マイルは「左回り」「1ターン」「地方では軽いダート」とワンダーリーデルが特に良績を残している府中ダート1600mとよく似ている。
このコースなら激走があっても驚けないので印は回しておきたい。


10キタノイットウセイ[笠松]
ナラ姐さんのいる所に一等星あり。よく一緒に出てるイメージ。


11サンライズノヴァ[JRA]
去年の覇者
プロキオンSは59kgが嫌われていたけど終わってみれば末脚は破壊力は全く鈍ることがなかった。
今の充実ぶりを見ると6歳馬だけど今年がピークなのかもしれない。

左回りのダートマイルは【5-1-2-4】と大好物
鞍上も厩舎所属ジョッキーで前から調教に乗っていて手の内に入れている。


12モンサンルリアン[岩手]
南関東Bクラスで頭打ちして岩手移籍の馬には身銭を切れない。


13ヒガシウィルウィン[岩手]
南関東から北海道に流れて、一瞬南関東に戻ってきたと思ったら今度は岩手に流れた。
南関東2冠馬でジャパンダートダービーを勝ったほどの実績馬なのに馬主の考えがよくわからない。
3歳時の勢いはもうないとはいえ、まだ南関限定重賞でも好勝負できる力は有していると思うけど、交流GIでは厳しい。


14アルクトス[JRA]
去年の2着馬

その去年の南部杯はOP2連勝→プロキオンS優勝と3連勝しての臨戦だった。
対して今年はフェブラリーS9着、かしわ記念4着、エルムS9着と去年より明らかに雰囲気が下がっている。

特に前残りだったかしわ記念で3番手から馬券にもなれなかったのが…。
馬券を当てたいから抑えに入れるか、絞って儲けたいから走られたらしょうがないと割り切って消すかの二択。


15ワイドファラオ[JRA]
馬券をゲットしておいてなんだけど、少頭数で楽逃げのかしわ記念は展開一本での勝利
7頭立てのかしわ記念から3着サンライズノヴァ、4着アルクトス、6着モズアスコットが出走してきて再戦メンバーではあるけど、今度はあんなに楽には絶対に行かない。

ただ続く帝王賞でもクリソベリルから0.7秒差4着と4歳になって実力の上積みもあるので馬券には組み入れたい馬


16ゴールドドリーム[JRA]
南部杯は4年連続の出走で過去3年は2番人気5着、1番人気2着、1番人気3着と全て負けている。
毎年6月の帝王賞か5月のかしわ記念の後に休養して南部杯というのが恒例なので、今回は平安S以来の休み明けでもローテーション的には不安ナシ

しかし7歳馬で未だ一線級の実力は保っていても、昔ほどの凄みを感じなくなっているのも事実。
ローテや調整に不安はなくても半信半疑。




マイルCS南部杯-前日予想

南部杯は毎年一線級の馬が休み明けで出てくるとはいえ「それでも大丈夫だろう」と思う馬が多いけど、今年は半信半疑の馬が多い。

その信頼イマイチ馬揃いの中で唯一信頼が置けるサンライズノヴァが本命。
相手は盛岡が合いそうな百舌鳥とワンダー
馬券を当てたいのでアルクトスまで。

◎サンライズノヴァ
◯モズアスコット
▲ワンダーリーデル
△ゴールドドリーム
△ワイドファラオ
△アルクトス


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