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第44回帝王賞
上半期交流重賞の総決算的な帝王賞ここで一気に取り返すべく計画を立てていたのだけど、高いレベルで拮抗する好メンバーが集まって本線で仕留めるのは相当に難しそう。
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大井ダート2000m-傾向
東京ダービー、ジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が行われる大井が誇るチャンピオンシップコース直線の一番深い所からスタートして枠の有利不利は無く、最後の直線も外回り386mと十分
力と力の勝負が行える絶好の舞台
空撮画像:グーグルマップ
帝王賞-過去10年の傾向
1番人気信頼
過去10年で馬券圏外に消えたのは2019年のインティ1頭で8頭が連対している。ただし勝ったのは2頭だけで、2着6回と勝ち切れていない。
近10年の帝王賞は堅い
過去10年の馬連最高配当が2,330円、3桁配当が8回もある。3桁配当の中での最高配当が570円なので、過去10年中8回の馬連が570円以下だったことになる。
3連複も最高5,800円、3桁配当が4回、8回が20倍以下となっている。
平均配当を2000年代全てで出した場合と近10年で出した場合、馬連、3連単で3倍以上の開きがある。
以前はそこそこ荒れたけど、現在は堅い帝王賞。
配当傾向-堅い-
過去10年で馬連の最高が23.3倍、3連複が58倍、3連単の万馬券も2回しかない。ダート古馬戦線、上半期の大一番で、この後10月の南部杯や11月のJBCまでしばらくBIGレースがないことから実力馬が万全の仕上がりで出てくる可能性が高い。
上位人気馬が遺憾なく実力を発揮すれば、必然的に実力に劣る馬が食い込む余地が少なくなる。
JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 10勝:0勝連対圏 20頭:0頭
複勝圏 28頭:2頭
過去10年で万馬券になったのは…
馬連×0回、3連複×0回、3連単×2回(6桁配当×0回)過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×10回、馬連×8回、3連複×4回、3連単×1回リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は2019年1着、2020年2着「オメガパフューム」2019年2着、2020年3着「チュウワウィザード」
2019年3着「ノンコノユメ」
帝王賞の平均/最高配当
券種 | 平均配当 | 最低配当 | 最高配当 |
---|---|---|---|
単勝 | 615円 | 120円 | 820円 |
馬連 | 2,283円 | 140円 | 2,330円 |
三連複 | 4,382円 | 150円 | 5,800円 |
三連単 | 24,622円 | 290円 | 20,400円 |
※平均配当は2000年以降、最高配当は過去10年。
過去10年の人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 6 | 1 | 20% | 80% | 90% |
2人気 | 3 | 2 | 1 | 30% | 50% | 60% |
3人気 | 3 | 0 | 3 | 30% | 30% | 60% |
4人気 | 0 | 1 | 2 | 0% | 10% | 30% |
5人気 | 1 | 1 | 2 | 10% | 20% | 40% |
6人気 | 1 | 0 | 0 | 10% | 10% | 10% |
7人気 | 0 | 0 | 0 | 0% | 0% | 0% |
8人気 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 10% |
9人気以下 | 0 | 0 | 0 | 0% | 0% | 0% |
帝王賞 地方馬成績
地方馬が馬券圏内に入ったのは2000年以降で16例/過去10年で2例年 | 馬名 | 所属 | 着順 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2019年 | ノンコノユメ | 大井 | 3着 | 8人気 |
2015年 | ハッピースプリント | 大井 | 3着 | 5人気 |
2010年 | フリオーソ | 船橋 | 1着 | 5人気 |
2010年 | ボンネビルレコード | 大井 | 3着 | 9人気 |
2009年 | フリオーソ | 船橋 | 2着 | 2人気 |
2008年 | フリオーソ | 船橋 | 1着 | 1人気 |
2008年 | コウエイノホシ | 川崎 | 3着 | 4人気 |
2006年 | アジュディミツオー | 船橋 | 1着 | 2人気 |
2005年 | ナイキアディライト | 船橋 | 3着 | 1人気 |
2004年 | ナイキアディライト | 船橋 | 2着 | 5人気 |
2003年 | ネームヴァリュー | 船橋 | 1着 | 4人気 |
2002年 | インテリパワー | 大井 | 3着 | 3人気 |
2001年 | マキバスナイパー | 船橋 | 1着 | 7人気 |
2001年 | インテリパワー | 大井 | 3着 | 8人気 |
2000年 | ドラールアラビアン | 船橋 | 2着 | 13人気 |
2000年 | ザフォリア | 大井 | 3着 | 15人気 |
独断と偏見に満ちた出走馬レビュー
1ヒカリオーソ[川崎]
2019東京ダービー馬2020年1月の川崎記念で2着に入るなど東京ダービー馬としてはその後も頑張った方だけれど、その善戦した川崎記念後は7戦してオール掲示板外
その中には競走中止も2回あるし、完全にリズムを崩した。
2モンゲートラオ[大井]
東京ダービーで文男が乗った時だけ応援したけど、以降は並の条件馬3ミューチャリー[船橋]
交流重賞【0-0-1-7】これだけ見るとイメージが悪いけど4着が3回(川崎記念、日本テレビ盃、JBCクラシック)、5着が2回(東京大賞典、川崎記念)
殆どがGI級レースで最低着順が全日本2歳優駿とかしわ記念の6着なので、地方馬としては相当優秀な成績。
ただその分いつもそこそこの人気になって、毎回のように馬券に絡まないのでギャンブルとしての観点で見れば期待値が物凄く低い馬。
不発はないけど爆発もしない。
今回も前走の圧勝や今までの交流実績からそこそこの人気に推されることは間違いなくて、オッズの旨味は殆どない。
過去の交流重賞で本命に抑えに3着筆頭にと散々買ってきた私に言わせると、今までの負債を取り戻すには本命にしてガッツリ買わないといけないけど、5着だった東京大賞典の時よりもメンバーが強くなっているのにここで今までより厚めに買う強い根拠がない。
この馬は重賞で1秒差以上の着差を付けたことが3回もあって、勝つ時に物凄く強く見えるのは2歳の鎌倉記念からの伝統芸なので、前走の大井記念圧勝だけで飛びつくのは危険。
馬券を買えばどうせまた4着か5着。買わなかったら…!?
4テーオーケインズ[JRA]
去年の東京大賞典6着馬今回のメンバーだとオメガパフューム、カジノフォンテン、ミューチャリーに負けているけれど着差は最大でも0.2秒
たかが0.2秒だけど、GIでこの0.2秒を逆転するのが本当に難しいのが競馬。
当然ながら4歳馬の成長力に期待だけれど、東京大賞典よりメンバーが強くなったことを考えても一気に王座を獲るまでの機は熟していないか。
5カジノフォンテン[船橋]
まさかの東京大賞典の激走を経て今や交流GI 2勝馬。ちょっとした不安点は今までそんなに速い勝ち時計を出していないこと。
今の大井の馬場を考えると明日の勝ち時計は推定2分5秒前後になると思うので、持ち時計を1秒半くらい詰める必要がある。
他に逃げ馬もいないのでほぼこの馬のペースが確実な中で鞍上が変にペース配分を考えて頭でっかちな騎乗をしてしまうと、4コーナー付近で一気に飲み込まれてしまう場面もなくはないような…。
おらのカジノフォンテンは強いんだと自信満々に乗ってほしい。
6ダノンファラオ[JRA]
パドックを見ている人なら素人目にもピカピカの馬がたまーにいると思うのだけど、ダノンファラオの前走のパドックがまさにそんな感じだった。自分はそこまでパドックを見て馬券を買っていないので、見ている頻度で言えば年イチレベルのピカピカ馬。
誰がどう見ても体調の良さが表に出ている雰囲気の良さだった。
今回3ヶ月ぶりでそこまでピカピカでは出てこないだろうし、前走よりは少し落ちそうな感じはある。
上位安定だけれど、勝ち切るシーンは上手く想像できない。
7チュウワウィザード[JRA]
ドバイWCから帝王賞のローテは2010年以降で2頭いて、ホッコータルマエが1着、アウォーディーが3着と共に馬券内に来ているので問題なさそう。対オメガパフュームでは7戦して4回先着とチュウワウィザードの方が優位。
ただオメガに先着を許した3回が全て大井2000mなのが予想を難しくする。
その時のオメガとの着差は0.2秒、0.2秒、0.4秒。
これをひっくり返せるかどうかだけれど、今なら成長力で逆転した感もある。
8オメガパフューム[JRA]
めちゃくちゃ強い相手と戦ってきての7戦4勝、2着3回の大井2000mはこの馬のベスト舞台。成績を見ても冬場よりもこの時期の方が調子が良さそうで死角は少ない。
9フレアリングダイヤ[大井]
今やA2条件で掲示板にも乗れないような馬だけれど、何気に交流重賞での出走歴は豊富。過去には金盃2着の実績。サウンドトゥルーに1.6秒ぶっ千切られているけども。
10オーヴェルニュ[JRA]
前走ダート重賞で6馬身差の圧勝ただ去年のJDDでのカフェファラオがまさにそうだけれど、中央ダートで強い勝ち方をした馬が地方の馬場で前回並のパフォーマンスが全く出ないというのもよくある話で…。
この辺はやってみないと本当にわからない。
ただ快速スマートファルコンの産駒で、湿った時計の出る馬場でレースができそうなのは大幅プラス
11ノンコノユメ[大井]
帝王賞は過去に3回出走して若かった方から順に2着、3着、5着年末の東京大賞典も3回で4着、2着、11着
最後に勝ったのは2年前のサンタアニタトロフィー
南関東所属馬限定の重賞ならまだまだ活躍できるだろうけど、さすがに9歳になってこのJRA一線級レベルとがっぷり四つで戦うのは厳しい。
12マルシュロレーヌ[JRA]
牝馬は2000年以降の帝王賞で14頭が出走勝ったのは2000年のファストフレンド(1番人気)と2003年のネームヴァリュー(4番人気)。2、3着はいないので馬券になったのはこの2頭だけ。
他に掲示板を確保したのは2012年のミラクルレジェンド(5番人気5着)
牝馬の平均人気は8.5で、平均着順は8.8着。
この馬のマイナス点はなんといっても川田がダノンファラオの方に乗ってしまったこと。
安田記念のダノンキングリーの例を見ても、やっぱり選択権がある騎手のチョイスが馬券の参考になるのは間違いない所。
馬的にいうと去年のレディスプレリュードを勝った時にはしばらくダート牝馬路線はこの馬が主役だと思っていて、確かにその後も結果を出しているのだけど、あの時のインパクトを全く越えてこない。
13クリンチャー[JRA]
馬券になった14回中(芝のレースを含む)4コーナーで5番手以内だったのが13回先行流れ込みが得意作戦なので、直線の長い大井コース、捲りやすいとはいえGIで外々を回らされる13番枠は歓迎とは言えない。
加えてルメール騎乗も川田が降りた割には過剰人気となる。
ダートでの成績もまとまっているけど、一線級と戦ったのはチャンピオンズカップだけで5番人気に支持されるも11着大敗と結果が出ていない。
ギャンブル的な観点で言えば買い要素は非常に少ない。
帝王賞-前日予想
今なら大井2000mでも逆転可能とみてチュウワウィザードが本命あとやっぱりミューチャリーを3着付で買ってしまいそう(・ε・;)
◎チュウワウィザード
◯オメガパフューム
▲オーヴェルニュ
△カジノフォンテン
△ダノンファラオ
★ミューチャリー