【2022年】第26回マリーンカップの傾向と対策と予想と。
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第26回マリーンカップ

ダイオライト記念から20日、大分久しぶり感のあるダート交流重賞
去年は7頭立てだったけれど、今年は一気に倍増近くの13頭立て。
ただJRA勢4頭は去年と同じで、東海北陸の色気のない馬が5頭。
盛り上がりとしては去年と大差なさそうな第26回マリーンカップ。


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船橋ダート1600m-傾向

最初のコーナーまでの距離が300m弱と交流重賞にしては比較的短く、どうしても逃げたい馬がかち合った場合はハイペースになりやすい。
しかし短いゆえにこの段階で置かれるようでは話にならないのである程度の出脚は必要不可欠
最後の直線も308mと十分な距離があるのでペースによっては直線だけでも十分に差し届く
○内枠若干有利
○船橋はスパイラルコーナー採用
コーナー入り口が緩く出口がキツい。スピードを落とさずにコーナーに進入出来る。
さらにコーナーには外から内への傾斜もついていて曲がりやすく設計されている。
船橋ダート1600mコース図 空撮画像:グーグルマップ


マリーンカップ-過去10年の傾向

牝馬交流重賞なのに順当
馬連で8回が3桁配当で、3連複も6回、3連単でも2回3桁配当の年がある。
3連単は7回が30倍以内におさまっていて、牝馬交流重賞にしては非常に穏当な結果になっていることが多い。


牝馬は時折激走する
牝馬交流重賞は約10年に1回ペースでとんでもない荒れ方をしてくる。

お堅い傾向のマリーンカップでも例に漏れず、2016年に10万円オーバーの配当が飛び出している。

その時は1番人気のヴィータアレグリアが勝ったものの2着に4番人気のブルーチッパー、大差の3着に6番人気とはいえ単勝194倍のダブルファンタジーが入った。この時の大荒れの要因は単勝2倍台の2頭が勝手にずっこけたことだった。

牝馬交流重賞はいつか必ず大きく荒れる。
それは今年かもしれない。



逃げ馬の成績がそんなに良くない
4コーナーで2~5番手につけている先行タイプが実績をあげているレースで、2018年のアンジュデジールが実に11年ぶりの逃げ切りで、2020年のサルサディオーネも続いた。

しかし少頭数でマイペースに逃げた2019年のアイアンテーラーはラーゴブルーに差されて2着。去年も7頭立てで逃げたサルサディオーネが3着。

逃げ馬よりはマークしている先行タイプの方が圧倒的に好成績。


JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 8勝:2勝
連対圏 16頭:4頭
複勝圏 23頭:7頭


過去10年で万馬券になったのは…
馬連×0回、3連複×1回、3連単×3回(6桁配当×1回)


過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×10回、馬連×8回、3連複×6回、3連単×2回


リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は
2020年優勝、2021年3着の「サルサディオーネ」
2020年3着の「メモリーコウ」


過去10年の平均配当

券種平均配当最低配当最高配当
単勝297円120円670円
馬連989円150円5430円
三連複2710円190円16680円
三連単15403円400円102380円


過去10年の人気別成績

人気1着2着3着勝率連対率複勝率
1人気52150%70%80%
2人気33230%60%80%
3人気13210%40%60%
4人気0130%10%40%
5人気10110%10%20%
6人気0110%10%20%
7人気以下0000%0%0%


マリーンカップ 地方馬成績

地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で7例

馬名所属着順人気
2021年サルサディオーネ大井3着1人気
2020年サルサディオーネ大井1着5人気
2019年ラーゴブルー川崎1着3人気
2017年ララベル大井2着6人気
2017年リンダリンダ大井3着4人気
2014年カイカヨソウ船橋3着5人気
2012年クラーベセクレタ船橋2着2人気


独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1クールキャット[JRA]
初ダート

最近の交流重賞では名古屋大賞典のダンビュライト(4番人気3着)、佐賀記念のギベオン(4番人気6着)、黒船賞のトーラスジェミニ(5番人気8着)が初ダートに交流重賞を選んで結果を残せなかった。

去年のマリーンC(7頭立て)でもフェアリーポルカとレッドアネモスが初ダートで挑戦して共に馬券外。

クールキャットの父はスクリーンヒーローで芝色の濃い種牡馬。ダートで活躍しているのは今年の川崎記念にも出走したヒロイックテイル。
しかし4番人気で6着と川崎のダートはあまり合わなかった模様。

あとはダートOPを勝っているウインオスカー
こちらもピーク過ぎとはいえ川崎に移籍して結果を残せず。
スクリーンヒーローの地方ダート適性は懐疑的。

良い点としては馬格がある所。砂を足した前回船橋では大型馬が活躍していた。


2レーヌブランシュ[JRA]
・初めての57kg
・スタート不安
・ドンピシャの適性より少し短そうな1600m
・地方のルメール

スタート出るかもわからんし、ルメールで過剰人気間違いなしだし、なかなか本命にしづらい。

ただ今の船橋の重い馬場はこの馬が一番苦にしなさそう。

あとは中間にまたゲートで縛っての練習をしているとのことで、前走も練習して出遅れたし、このゲート練習が逆効果なのではないかと疑っている今日この頃。

ゲート練習などしていなかった前々走はいうほど出遅れていないし、練習した前走は思いっきり出遅れた。


3グレートコマンダー[愛知]
時にありえないレベルのどさくさ紛れがありうる牝馬交流重賞だけど、愛知の馬が飛んでくるのは想像できない。


4レディバグ[JRA]
砂を被るのが苦手な馬だということだけど、今回のメンバーを見渡せば半分くらいはどうしようもなく脚が遅い。
よほど下手くそに乗らなければやる気を失うほどの砂は被りようがない。

地方実績は兵庫JTの2着だけだけれど、タイムも相当速く価値のある2着。
10馬身離れた4着にユニコーンS 4着で地方移籍後にフジノウェーブ記念を快勝したルーチェドーロ。

船橋の砂適性はやってみないとわからないだろうけど、父ホッコータルマエはマリーンCと同じマイルのかしわ記念をエスポワールシチーやローマンレジェンド相手に快勝している。


5ハナウタマジリ[笠松]
さすがにこのレベルの馬は出走馬が少なくても弾いていい。


6メモリーコウ[大井]
前走、前々走を見ると今のメモリーコウでは牝馬交流重賞となるとちょっとハードルが高いかなと思っていたけれど、今回はJRA勢が4頭と少なく1頭が初ダート。通常よりもかなり与し易いメンバー構成。

あとは和田譲治がどんなレースをするのか。

今の船橋は前開催前に砂を足してかなりタフな馬場状態になっているので、エンプレス杯のような競馬では届かない可能性が高い。

前にいくのか、やっぱり後ろから行くのか、最初に教えておいてほしい。


7ネイバーアイランド[金沢]
魚住謙心騎手は3年目の新人
結構な勝ち星を挙げているけれど、なぜ金沢に行ってしまったのか?
所属先は選べないのでしょうか?
選べるなら何も好き好んで暗黒金沢に行かなくても…。


8ハピネスマインド[船橋]
クイーン賞に続いての交流重賞参戦。

みんなが普通に走ったら当然足りないけれど、人気馬が謎の凡走をするのが牝馬交流重賞の一つの荒れ方。
そんな時にはこの馬がどさくさ紛れに浮上してくる程度の実力は持っている。
宝くじ的に3連系馬券の片隅に入れてみても面白い。

自力で圏内突入は無理筋なので、他力が何も起きなかったら来ないけども。


9アウティミアー[笠松]
もともとは吉田千津オーナーの馬で社台ブランド
だからなんだって話かもしれんけど、それくらいしか書くことないのよ!!!


10サルサディオーネ[大井]
左周りの牝馬交流重賞では8戦連続で馬券内と全く崩れていない。
レースでは1頭しか逃げられないのに素晴らしい堅実さを誇っている。

今回のネックは斤量58kgで牡馬換算すれば60kgの酷量。

過去に一番背負ったのが2020年の川崎マイラーズの57kgで、この時は逃げて7着に敗れている。
その前後ではマリーンC(55kg)で優勝、京成盃グランドマイラーズ(54kg)で2着と好走していて斤量が堪えた可能性は高い。

普段慣れた55~56kgから一気に2~3kgも増えるので結構キツそう。


11ナラ[笠松]
ダイオライト記念ではユアマイラブに先着したナラ姐さん。
今回もなんとか勝てそうな馬が数頭いるだけにビリにならなければ良し。


12アイカプチーノ[船橋]
南関東所属の牝馬は軒並み逃げたので出てくるだけでも素晴らしい。
ただ距離が長い。


13ショウナンナデシコ[JRA]
テオレーマの引退で一躍牝馬ダート戦線の頂上が見える所まで浮上してきた感のある5歳牝馬。

今回の不安点は距離適性
マイルは東京で2回経験したのみで、後は1700mが一戦あるだけで全部1800m以上の距離を使われている。
ただ東京マイルでも青竜Sでデュードヴァンの0.4秒差4着に入っているならば、船橋1600mは普通にこなしそう。

あとはタフなダートがどうかだけど、良馬場ダートで好成績を残し続けてきているので他が苦にするようならこの馬には味方になりそう。

初めての57kgはやってみないとわからないけれど、有力他馬も似たような斤量。あとは初ナイターでもあるけど、これは気にしてもね…。

安楽厩務員が「放牧挟んで少し楽をさせた」とコメントしているので、できれば当日の馬体重とパドックを見てから馬券を買いたい。


マリーンカップ-前夜予想

今の船橋は馬格のある馬が有利。

火曜日は1Rで434kgの軽量馬が勝ったけれど、2R以降は全て460kg以上の馬が勝っていた。
月曜日はそこまで顕著な傾向は出ていなかったけれど、500kg以上の馬が4勝2着4回の8連対と活躍していた。

これは砂を足した前開催から続いている傾向なので、重い馬が少し有利となっているのは間違いない。
ただ条件クラスではともかく、重賞というトップクラスでこういうデータがどこまで生きるのかは未知数ではあるのだけど。

迷った時は重い馬を取れ! が今の船橋。

ちなみに今回の出走馬を前走の体重別で並べると
500kg以上:クールキャットサルサディオーネ
480~499kg:ショウナンナデシコ、グレートコマンダー、アイカプチーノ
460~479kg:レーヌブランシュメモリーコウ、ハナウタマジリ
440~459kg:レディバグ
439kg以下:ネイバーアイランド、ハピネスマインド、アウティミアー、ナラ

有力馬は基本的に上の方にいるので問題なさそうだけど、レディバグだけが前走450kgと軽い。北出調教師曰く輸送でカイバ食いが落ちる時があるらしいのであまり減るようなら軽視もありか。ちなみに3歳の伏竜S時に船橋にほど近い中山競馬場へ遠征してきた時には8kg減っていて3番人気の8着だった。

◎メモリーコウ
○サルサディオーネ
▲レーヌブランシュ
△ショウナンナデシコ
△レディバグ
△ハピネスマインド

どの馬を本命にしても確信ある自信が湧いてこない。
ということで穴目のメモリーコウを本命として、人気馬に流す形がベストかなと判断。

正直人気馬の勝手に自滅がありえそうな雰囲気を感じるので、無理筋ハピネスマインドまで抑えてこれが夢馬券。


blogmura

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