【馬主プロファイル】田原邦男オーナーの本業や馬主実績など

田原邦男オーナーの本業など

日本の実業家。 株のディーラー・トレーダー

慶応大学を卒業後にゴールドマン・サックスに入社、その後リーマン・ブラザーズ証券、バークレイズ証券、ゆうちょ銀行常務執行役員、ゆうちょ銀行執行役副社長を歴任。

関東の人だと知っている人も多いであろう衣料品専門店・田原屋（現パシオス）の創業家一族の出身でもある。

テレビ東京スポーツ「“さぁ、頼んだよ！オニャンコポン” 独占直撃！馬名の由来の真相に迫る｜日本ダービー2022 ～HEROになるために～※現在は動画非公開」より引用

田原邦男オーナーの馬主歴

JRA馬主としての初出走は2003年6月の3歳未勝利戦
アイオリア（父ソルトレイク）が出走して6番人気13着

初勝利は2頭目のストラスアイラ（父パラダイスクリーク）
2戦目で勝ち上がると芙蓉ステークスも連勝して、翌年はディープインパクトの勝った皐月賞にも駒を勧めた。

3頭目に持ったのがロイヤールハント（父フサイチコンコルド）
2戦目のレース中に心臓マヒで競走を中止して死亡した。

このことがあって、ロイヤールハントの妹であるブラックエンブレムを購入できることになった。

「初めてセレクトセールで購買した馬が、上（半姉）のロイヤールハントだったんです。

リザーブ価格で落とせて、入厩してからの調教もよく、素晴らしい馬だと小島茂之師から言われていたんですけど、レース中に心房細動を起こして死んでしまって。

そんなこともあり、下のブラックエンブレムを譲ってくれるように小島師が掛け合ってくれたんです。

『ちょっと見に行きましょう』と言われて行ってみたら、第一印象は全く良くなくて。

ボクが見てるのはセリに出てくる馬ばかりだから、ピカピカに磨き上げている訳で。蹄を痛めていて、毛並みも悪く、もっさりゴロンとした馬が出て来て、大丈夫かなぁと(笑)。

購入したのは完全に師の情熱ですね。ボクはえーっと思ったんですが、そこまで言うのならと。それが走るのですから、やっぱり自分の見る目は大したことないなぁと思っちゃいますよね(笑)。」

始めよう馬主ライフ 【第4回】田原邦男さん

田原邦男オーナーの活躍馬

秋華賞とフラワーCを勝ったブラックエンブレム
その秋華賞は11番人気で勝って、2着ムードインディゴが8番人気、3着プロヴィナージュが16番人気
3連単1098万馬券で大荒れのレースだった。

もう1頭の重賞ウイナーは2022年の京成杯を勝ったオニャンコポン

他には、4勝を挙げた後に重賞戦線で戦ったプロレタリアト、同じく4勝を挙げて1600万クラスでも3着が5回あるハイオンがいる。


後にリンクを貼っているオニャンコポンのインタビューで活躍馬が出ないので馬主はこれで最後にしようと思っていたと語っていたので調べてみると、プロレタリアトと同期のテスタメントが2勝を挙げているけれど、その後はオニャンコポンまで12頭を持って1勝しかしていない。

その1勝もプロレタリアト、テスタメントの直後の世代のファイアクリスタルの新馬戦なので、それからオニャンコポン登場まで11頭連続でJRAでは未勝利という散々たる結果。確かにこれではヤメたくもなる。

田原邦男オーナーの高額落札馬

セール出身で一番の高額馬は2007年のセレクトセールで落札したライジングタイド（父ファルブラヴ）の2415万円。

活躍馬ではオニャンコポン（父エイシンフラッシュ）が2019年のセレクトセールで今から見れば激安の864万円

プロレタリアト（父ハーツクライ）が2012年セレクトセールで840万円

田原邦男オーナーと関係が深い競馬関係者

所有馬の8割以上を小島茂之厩舎に預託している。

会員になっていた一口馬主クラブが、個人馬主になるにあたって開業したばかりの小島調教師を紹介してくれた縁とインタビューで語っている。

活躍馬も小島厩舎とのタッグが多く、他厩舎だとエヴァが未勝利と500万条件を勝ったのが最多勝となっている。

オニャンコポンの馬名由来

進撃の巨人の黒人キャラクターでもあるオニャンコポン
※ViVi 進撃の巨人占いより引用

その命名理由をデイリースポーツのインタビューで語っている

　「調べていくと西アフリカの言語（アカン語）で“偉大な者、天空神”という意味を持つことを知って、速そうだなと。あとは、おニャン子クラブのファンだったんです。もちろん、『進撃の巨人』のキャラクターというのも知っていましたよ。アニメ好きで原作も読んでいましたから」

【皐月賞】オーナー田原邦男氏　“オニャンコポン”で大一番　購入時「最後にしようと」

田原邦男オーナーの命名傾向

オニャンコポン以外にも漫画・アニメ関連の命名が多い。

わかりやすいのでも「エヴァ」「アヤナミ」「スタープラチナ」「アイアンメイデン」「キミニトドケ」「エスデス」等がいる。

オーナー本人がアニメファンを明言しているので、かなり詳しいファンが見れば、他にも漫画やアニメから名前を取った馬がいるのではないかと思われる。

ただそれとなく付けているわけではなく必ず命名に至る理由があるようで、アヤナミは日本海軍史上最強の駆逐艦の名前でもあり、父クロフネからの連想であると語っている。

田原邦男オーナーの勝負服

勝負服作成サイト：勝負服チェッカー

参考にさせていただいた記事や動画

【皐月賞】オーナー田原邦男氏　“オニャンコポン”で大一番　購入時「最後にしようと」
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=201935