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第25回ジャパンダートダービー
スピーディキック1着固定で勝負したスパーキングレディカップはかねてよりの懸案であった交流の御神本がポカしてドボン…。彼はなんなの? 交流重賞になると緊張して身体が動かないの?
投票サイト別のポイント還元率と特典
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大井ダート2000m-傾向
東京ダービー、ジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が行われる大井が誇るチャンピオンシップコース直線の一番深い所からスタートして枠の有利不利は無く、最後の直線も外回り386mと十分
力と力の勝負が行える絶好の舞台
空撮画像:グーグルマップ
ジャパンダートダービー-過去の傾向
南関東三冠路線の優勝馬とJDD
羽田盃、東京ダービーのどちらかを勝って臨んできた馬、二冠を制して臨んできた馬のジャパンダートダービー成績は以下の通り。羽田盃優勝馬
【0-1-3-6】2000年イエローパワー 2着
2001年プリンシパルリバー 3着
2012年アートサハラ 3着
2019年ミューチャリー 3着
羽田盃のみを勝ってきた馬は近年苦戦傾向。
ただイエローパワーとアートサハラは東京ダービーで馬券外に負けて巻き返してきた。
東京ダービー優勝馬
【1-1-1-9】2017年ヒガシウィルウィン 1着
2007年アンパサンド 2着
2015年ラッキープリンス 3着
ぱっと見であまり成績が良くないように見えるけど、掲示板にはかなり来ている。
3歳秋以降ほとんど活躍しなかった東京ダービー馬でもここは割とやれているので、レベルが低そうな年でも予想の最初からノーマークにするのは危険。
例えばインサイドザパーク4着、バルダッサーレ4着、ドリームスカイ4着、エメリミット6着。
二冠馬
【2-1-1-1】1999年オリオンザサンクス 1着
2001年トーシンブリザード 1着
2014年ハッピースプリント 2着
2003年ナイキアディライト 3着
2011年クラーベセクレタ 3着失格
二冠馬は5頭。
クラーベセクレタがカフェインの検出で後日失格になってしまったけど、レースでは3着に入っているので馬券内パーフェクトとも言える成績。
ちなみにオリオンザサンクスが勝った当時の南関東三冠にJDDは入っていないので、羽田盃、東京ダービー、JDDと勝っているけど東京王冠賞で負けているので3冠馬とは呼ばれない。
南関東所属以外の地方馬苦戦
2006年の3着馬オウシュウクラウン以来、馬券に絡んだ馬は出てきていない。当地ダービーなどでよほどの強さを見せていない限りはノーマークで大丈夫そう。
ただ今年は南関東以外の地方馬は参戦すらナシ。
JRA馬 vs 地方馬は?
勝利数 8勝:2勝連対圏 17頭:3頭
複勝圏 25頭:5頭
過去10年で万馬券になったのは…
馬連×2回、3連複×2回、3連単×4回(6桁配当×2回)過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×6回、馬連×4回、3連複×1回、3連単×0回JDD全23回の平均配当
券種 | 平均配当 | 最低配当 | 最高配当 |
---|---|---|---|
単勝 | 1,240円 | 110円 | 12,950円 |
馬連 | 4,153円 | 210円 | 38,200円 |
三連複 | 9,580円 | 290円 | 52,670円 |
三連単 | 88,385円 | 1,720円 | 770,730円 |
JDD全23回の人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|
1人気 | 10 | 3 | 3 | 41.7% | 66.7% |
2人気 | 4 | 4 | 2 | 16.7% | 41.7% |
3人気 | 2 | 7 | 5 | 8.3% | 58.3% |
4人気 | 3 | 7 | 1 | 12.5% | 45.8% |
5人気 | 2 | 0 | 3 | 8.3% | 20.8% |
6人気 | 2 | 2 | 4 | 8.3% | 33.3% |
7人気 | 0 | 0 | 4 | 0% | 16.7% |
8人気 | 0 | 0 | 1 | 0% | 4.2% |
9人気 | 0 | 0 | 1 | 0% | 4.2% |
10人気以下 | 1 | 1 | 0 | ─ | ─ |
ジャパンダートダービー 地方馬成績
1999年の第1回から地方馬は6勝、馬券になったのは全部で23頭ただし過去10年では5頭(2勝)と少なくなる。
年 | 馬名 | 所属 | 着順 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2021年 | キャッスルトップ | 船橋 | 1着 | 12人気 |
2019年 | ミューチャリー | 船橋 | 3着 | 5人気 |
2017年 | ヒガシウィルウィン | 船橋 | 1着 | 5人気 |
2015年 | ラッキープリンス | 浦和 | 3着 | 6人気 |
2014年 | ハッピースプリント | 大井 | 2着 | 1人気 |
2012年 | アートサハラ | 大井 | 3着 | 7人気 |
2010年 | マグニフィカ | 船橋 | 1着 | 6人気 |
2008年 | コラボスフィーダ | 船橋 | 3着 | 7人気 |
2007年 | フリオーソ | 船橋 | 1着 | 3人気 |
2007年 | アンパサンド | 川崎 | 2着 | 2人気 |
2006年 | オウシュウクラウン | 岩手 | 3着 | 7人気 |
2005年 | メイプルエイト | 船橋 | 2着 | 6人気 |
2005年 | ボンネビルレコード | 大井 | 3着 | 9人気 |
2004年 | キョウエイプライド | 大井 | 3着 | 6人気 |
2003年 | ナイキアディライト | 船橋 | 3着 | 3人気 |
2002年 | プリンシパルリバー | 大井 | 3着 | 2人気 |
2001年 | トウシンブリザード | 船橋 | 1着 | 1人気 |
2001年 | メイショウアーム | 大井 | 2着 | 11人気 |
2000年 | イエローパワー | 大井 | 2着 | 3人気 |
2000年 | タキノスペシャル | 北海道 | 3着 | 4人気 |
1999年 | オリオンザサンクス | 大井 | 1着 | 1人気 |
1999年 | オペラハット | 船橋 | 2着 | 3人気 |
1999年 | サマーシャドウ | 大井 | 3着 | 7人気 |
独断と偏見に満ちた出走馬レビュー
1ブルマリンシェール[大井]
一緒に出ているドラケンと勝ったり負けたりしているけど、羽田盃、東京ダービーの内容を見る限り、この2人は普通に厳しい。2ライズゾーン[川崎]
東京湾カップは展開がバチクソにハマった。今回はたとえ展開が向いてもメンバーが強すぎて難しい。
3テーオーリカード[JRA]
4走前にオーロイプラータに、3走前にキリンジに負けている。先着された2頭がここで1、2番人気とかになっているなら3着くらいはあるかもしれないけど、その2頭が前売り(信頼度30%程度)で4番人気と8番人気では、負けてるテーオーリカードは買えないよね~。
4オーロイプラータ[JRA]
4走前にテーオーリカードに勝っているけど、3走前にミトノオーに完敗している。前走は四角13番手から大外を回ってぶっちぎり。並ぶ間もなく抜き去っていった時は他馬が止まって見えるくらいのインパクトがあった。
ただこれをGIでやるのは相当に難しいので、勝つまでは厳しいかもしれんけど、人気馬が軒並み逃げ先行で勝ちに行く騎手が多くなれば、相当に展開は向きそう。
5ユティタム[JRA]
去年のノットゥルノとカネヒキリでJDD2勝を挙げる金子真人HDの持ち馬前走は少頭数だったとはいえ稍重馬場でユニコーンSよりも0.7秒も遅い勝ち時計。勝ちきった点は高評価も大物感はそれほどない。
先行して上がりの速い競馬で押し切るのが得意パターンなので、それが地方の馬場だとイマイチはまらなそうではある。ただ今の大井の馬場はいつもより軽い。
6ミックファイア[大井]
羽田盃、東京ダービーをレースレコードで圧勝。地方競馬場はどこも砂質が軽い時と重い時があって、今の大井は砂が軽い時代なのだけど、だからと言って鬼のように軽いわけではなく今年の大井記念の勝ちタイム2分05秒2は過去10年の水準レベルだった。
ミックファイアが出した東京ダービーレコードは前人未到の2分4秒台で、次に速かったのが後に浦和記念を勝ったアンパサンドの2分5秒0、この年は2着に同タイムでフリオーソが入っている。さらに次は2分5秒2で勝ったアジュディミツオーが続いているので、勝ちタイムの速さには明らかに価値があることがわかる。
馬の強さには一切の疑いナシ。
疑いがあるのは鞍上で、交流重賞の御神本は本当に頼りない。
スピーディキックで1番人気を背負ったスパーキングレディカップは完全に騎手で負けた。
ここも普通に考えればミトノオーが逃げて、2~3番手を追走しつつプレッシャーをかけていく形になりそうだけど、いきなり5番手くらいから競馬しだして直線勝負でやっぱり届きませんでした。なんてことが普通に想定内なのが交流の御神本。
7ミトノオー[JRA]
なんといっても心強いのはダートの逃げ馬では馬の個性に合わせた抜群のペース判断を誇る鞍上の武豊。ただ今回は順当に展開予想をすると直後にミックファイア、ユティタムの人気馬にプレッシャーをかけられる嫌な形の逃げになりそう。
川田と御神本の道中の動きでこの馬の着順も変わってきそうなんだけど、川田は正攻法3~4番手だと思うけど、順当なら2番手追走濃厚の御神本がどうするのかなのよ…。
8ゴライコウ[JRA]
去年の門別JBC2歳優駿で勝っている過去の栄光。ドバイ帰りは技術の進歩やノウハウの蓄積で全く問題ないと思うけれど、そもそも早熟や一発屋の匂いがプンプンしていて、今の実力では通用しそうにない。
9オマツリオトコ[JRA]
お祭り男なんて名前が実にジャパンダートダービーに似合っている馬。ただ近走はあまりパッとしない成績。お母さんの「マツリバヤシ」も2歳北海道で活躍して、ピークは3歳の春までだったので早熟の懸念がかなりある。
10ドラケン[大井]
ブルマリンシェールが厳しいならドラケンも厳しいのが道理ってやつだッ11キリンジ[JRA]
前走は一戦勝負の鞍上カードを切ったけど、ミトノオーから1.0秒差の2着今回は別に下手なわけでもないけど無難な騎乗が持ち味の主戦フジオカ佑介に戻るとなると、馬がよほど成長していない限り前走以上の期待感は薄い。
ジャパンダートダービー-前日予想
JRA勢にそこまでの大物感がある馬がいなくて、圧倒的大物感は地方馬ミックファイア。ただ交流重賞で1番人気に乗る御神本を信用していいのかっていう問題が立ちはだかってくる…。
普通に乗れば勝てると思うけど、なぜか普通に乗れないのが交流の御神本。
本命にはするけど心から信じきれないので裏目も抑えておきたい。
◎ミックファイア
◯ミトノオー
▲オーロイプラータ
△ユティタム
△キリンジ