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第70回川崎記念
TCK女王盃はマルシュロレーヌとマドラスチェックのワイドは堅いだろうと、普通に勝負馬券を買ったあとに余った口座残高をポイント狙いで1.2-1.4倍のワイドにオールインしたら見事にマドラスチェックがコケてドボン…。ハイリスク、ローリターンすぎた…。牝馬交流重賞は本当に一筋縄ではいかんな…。
川崎記念は相変わらずの少頭数。
毎年盛り上がりに欠けるし、時期を変えたらいいのにと思わなくもない。
ただ時期を変えるにしてもいいトコ空いていないんですけどね。
一生このままパッとしないJpnＩとして君臨していくんだろうな。うん。
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川崎ダート2100ｍ-傾向
2コーナー過ぎの一番深い所からスタート最初のコーナーまでの距離は約400ｍあり十分に先行争いが行える。
コーナーを6回も回るので必然的にペースが遅くなることが多く、1周目のゴール前直線は見た目でもわかるほどペースが落ちる。
直線一気を決めるのは難しく脚質や仕掛け所が重要。
騎手の経験と力量が問われるコース
空撮画像：グーグルマップ川崎記念-過去10年の傾向
低配当多め
川崎記念は厳寒期の長距離戦とあって頭数も揃いにくくGI格付けの割に重みのないレースこのカテゴリはJRA勢が強い舞台ということもあって平均配当はかなり低い。
過去10年で馬連が3桁配当だった年が8回。
3連複も6回あり、残り4回の中に1040円、1060円という配当があるので馬連と同様に8回が3桁並の低配当になっている。
川崎2100ｍは変則的な舞台ではあるけど、浦和ほどのトリッキーさはないので実力馬が勝手に自滅することがなく、抜けた人気に推されるような実力馬に対して力が劣る馬がそれを負かすのはなかなかに難しい。
1番人気の連対率100％
2004年から17年連続で1番人気が連対中最後に連対を外れた1番人気は2003年のアッパレアッパレ
1番人気のサンプルとしてはなんとも微妙。
冬のGI好走組が鬼強い
当然といえば当然だけどJBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典で好走した馬はこのレースでも強さを発揮する。1番人気馬の連対率が長らく100％ということを考えても、上記のGIを勝ってきた馬はまず凡走しない。
JRA馬 vs 地方馬は？
勝利数 9勝：1勝連対圏 18頭：2頭
複勝圏 25頭：5頭
過去10年で万馬券になったのは…
馬連×0回、3連複×0回、3連単×2回（6桁配当×0回）過去10年で3桁配当で収まったのは…
単勝×9回、馬連×8回、3連複×6回、3連単×1回3連複から3連単のアップ率
5.97倍（過去10年）リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は2020年3着「デルマルーヴル」過去10年の平均配当
| 券種 | 平均配当 | 最低配当 | 最高配当 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 387円 | 100円 | 1,820円 |
| 馬連 | 728円 | 140円 | 1,760円 |
| 三連複 | 1,651円 | 200円 | 9,410円 |
| 三連単 | 9,862円 | 880円 | 70,890円 |
過去10年の人気別成績
| 人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1人気 | 7 | 3 | 0 | 70％ | 100％ | 100％ |
| 2人気 | 1 | 1 | 4 | 10％ | 20％ | 60％ |
| 3人気 | 1 | 3 | 4 | 10％ | 40％ | 80％ |
| 4人気 | 0 | 1 | 0 | 0％ | 10％ | 10％ |
| 5人気 | 1 | 1 | 0 | 10％ | 20％ | 0％ |
| 6人気 | 0 | 0 | 2 | 0％ | 0％ | 20％ |
| 7人気以下 | 0 | 1 | 0 | 0％ | 10％ | 10％ |
| 8人気以下 | 0 | 0 | 0 | 0％ | 0％ | 0％ |
川崎記念 地方馬成績
地方馬が馬券圏内に入ったのは過去10回で5例| 年 | 馬名 | 所属 | 着順 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | ヒカリオーソ | 川崎 | 2着 | 7人気 |
| 2015年 | サミットストーン | 船橋 | 3着 | 6人気 |
| 2012年 | フリオーソ | 船橋 | 3着 | 2人気 |
| 2011年 | フリオーソ | 船橋 | 1着 | 1人気 |
| 2011年 | ボランタス | 船橋 | 3着 | 2人気 |
独断と偏見に満ちた出走馬レビュー
1カジノフォンテン［船橋］
前走の東京大賞典はまさかのジャイアントキリングが見えた僅差の2着で本当に惜しかった。ただ東京大賞典のレースレベルとしては、相当に低かった。
メンバーレベルはレース前から近年で最弱と言われていたし、勝ち時計2分6秒9も東京大賞典が2000ｍになった1998年からの歴史で一番遅かった。
2番目に遅かったのが2013年のホッコータルマエの2分6秒6、次が2009年と2018年の2分5秒9なので、2020年の大賞典がかなりダントツに低レベルの争いだったのは間違いのないところ。
その点をどう判断するか。
ただ今回のJRA勢はほぼ東京大賞典の再戦模様でメンバーレベルは前回と殆ど変わっていない。
ウェスタールンド、ヒストリーメーカー、テーオーケインズがOUTでロードブレスがIN
そして大井から直線の短い川崎に変わる上に逃げ馬が不在。
ダノンファラオさえ外から来なければ、最内枠からすんなりとベストの逃げが打てるのはまず間違いのないところ。
母ジーナフォンテンは川崎でエンプレス杯、スパーキングレディーカップを勝っていて、川崎記念もカネツフルーヴの3着。
お母さんが3着に来たレースなら息子はもっと前に来ないとダメでしょう!!
2ハナズレジェンド［JRA］
どんなことがあっても後方から行く徹底した追い込み脚質ダートでスローの用意ドンはないので、川崎コースも展開も向かない。
3タービランス［浦和］
2016年の羽田盃優勝、東京ダービー3着で当時から王道を歩んできた割に交流重賞の経験が殆どなく、3歳の東京大賞典が9番人気9着その次が4年飛んで前々走の浦和記念が8番人気4着
交流重賞の出走歴はこの2戦のみ。
馬主のこの馬への期待値がわかるような使い方だけど、川崎2100ｍは戦績から見るとベストの舞台の可能性もある。
相手なりに競馬が出来て、常に力を出す優等生タイプで現在18戦連続で掲示板入りとまず崩れない。
このメンバーレベルならjpn1でも馬券圏内入りの希望は普通にある。
4ダノンファラオ［JRA］
スローペースの東京大賞典はカジノフォンテンのすぐ後ろの3番手にいて2着と12着JDDと浦和記念を勝っているので決して弱い馬ではないのだけど、強さをあまり感じないのもまた事実。
諦めの早そうなところがあって、4コーナーをいかに余力を持って回ってくるかが鍵だと思うのだけど、川崎の2100ｍ戦で差し追い込み勢も早めの競馬が予想されるので、今回も4コーナーまでか。
5メイショウオオゼキ［愛知］
愛知から何しに来たし。こんなの完全に不要不急の外出ですやん。自粛しないと。
6ミューチャリー［船橋］
去年の川崎記念はスローペースを見越して2番手に付けて勝ちに行ったけど失速の4着あれ以来、先行していないので向いていないと判断した模様。
ただ後ろから行っても交流重賞では鋭い末脚を繰り出して4着、5着が定番
いつも差し込んでくるからノーマークには出来ないんだけどお金にはならない。
7デルマルーヴル［JRA］
東京大賞典は0.4秒差の8着着は悪いけど、着差は僅かで馬柱だけ見ると今回もノーマークには出来なそうな感じだけれど、レースを見れば同じような競馬をしたミューチャリーやハナズレジェンドに比べて見せ場というか期待感が全くなかった。
そして今回はコースと馬を熟知している戸崎を下ろして吉田隼人へスイッチ。
この一縷の望みに賭けたような乗り替わりの時点で真っ当に戦ったら負けると陣営が判断しているのがわかる。
普通に実力を出して勝負になると思っているなら間違いなく戸崎。
8オメガパフューム［JRA］
2000年以降の東京大賞典勝ち馬が翌年の川崎記念に出てきた時の成績は【5.3.0.0】勝率62.5％、連対率100％とパーフェクトな成績
ちなみにデータの妙で1999年の東京大賞典勝ち馬ワールドクリークは2000年の川崎記念で6着に負けていたりするけど、ギリギリノーカウント！
カジノフォンテンのところでも書いたけど去年の東京大賞典は2000ｍ史上一番の低レベル
ただこの馬に関してはデムーロを含めて相手なりに競馬をしたところもあるだろうし、クリソベリル相手の連続2着を見ても、まだまだ衰えているとの懸念材料にはならなそう。
懸念材料は衰えよりも川崎コース。
小回りコースも向いてないし、左回りコースも未勝利で平均人気3.0の平均着順5.0となっている。
9ロードブレス［JRA］
日本テレビ盃でアナザートゥルースに乗って訳わからない競りかけでハイペースを演出してこの馬の勝利を演出したルメールがその時のお礼を含めて今回騎乗（そんなわけない）レースぶりの上手さはこのメンバーでも一番で、しかもルメールが騎乗となれば完璧な立ち回りが期待できる。
圏内有望。と書かざるを得ない。
10 マインシャッツ［川崎］
父ゴールドアリュール、母ザッハーマインの良血馬前々走までで7連勝してるけど所詮は金沢競馬でのモノ。
8連勝がかかった前走の負けが全力出して負けたのか、金沢名物いつものアレだったのか知らんけど、どっちでもいいですね。
川崎記念-前日予想
展開が圧倒的に有利と見てカジノフォンテンを堂々の本命視。断然人気オメガパフュームは流石に貫禄で2着は死守してくるハズ。
直線入口までにカジノフォンテンに誰も並びかけて来られなかったら激アツ
あとの馬たちは3連単用。
◎カジノフォンテン
◯オメガパフューム
△ロードブレス
△ミューチャリー
△タービランス
△ハナズレジェンド
