
中日スポーツに世界最高賞金レースのサウジカップ関連で面白いコラムが載っていた。
曰くサウジカップに出走したいなら命名の段階で考えないと、馬名で拒否される可能性があると。
サウジCを現地取材したのがもう1年前。今年は関西馬6頭と騎手3人が遠征見込みだ。人馬の健闘を期待する。
~~中略~~
そこで馬名に関する懸案がひとつ。異教関係の馬名の取り扱いだ。例えば大井のオープン馬にクルセイズスピリツ。クルセイドはキリスト教がイスラム打倒を掲げた十字軍だ。中央現役ではナムアミダブツがいる。公式の馬名由来は「曲名」だが、念仏そのものはさすがに許容されまい。
~~後略~~
ナムアミダブツは由来がバレなきゃ曲名で押しきれそうな気がしないでもないけど、やっぱりクルセイズスピリツはアウトなんでしょうね。
聖書、十字架を持って入れない国でやるレースでいくら馬名とはいえ「十字軍の魂」はアカンw
これからはダートで走りそうな期待馬には宗教色の強い名前はやめておいた方が無難という、なんともよくわからない制約が加わった。
ナムアミダブツはそもそもサウジカップまで上り詰めるような期待感を命名時点で持っていなかっただろうから、ぺこぱが時を戻してくれて馬主が中日スポーツのコラムを読んでからでも同じ名前付けてそうだけどw
前に「独裁国家に行ってきた」という本を大森駅のアトレの本屋で買って平和島の指定席で読んでいたことがあるのだけど、著者のMASAKIさんという人が入った国の中でもサウジアラビアという国は最難関と言ってもいいレベルの入国難易度だった。
海外旅行にそこまで興味がない勢としてはサウジアラビアはニュース等でも割とよく聞く有名な国だし、そこまで入国が難しそうなと国というイメージは全然ないけど、聖地メッカを擁する国でイスラム教徒だけでもかなりの観光(入国)需要がある上にオイルマネーでも潤っているので、イスラム教徒ではない外国人の入国は激烈に難しいらしい。
ただ2019年9月に観光ビザが突然解禁されて、自分が本を読んだ時よりも大分入国しやすくなっているらしいけど、厳格なイスラム教の国なので、アメリカやヨーロッパの国のように気軽に入れる国ではない存在。
でもせっかくなので日本から有力馬が遠征することがあったなら…サウジアラビアへ一度は行ってみたい。