【2023年】第72回川崎記念の傾向と対策と予想と。
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第72回川崎記念

厳冬期開催は最後となる伝統の川崎記念。

見る側としたら冬の昼開催のGⅠという趣きがあっただけに、少しだけ寂しい。


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川崎ダート2100m-傾向

2コーナー過ぎの一番深い所からスタート
最初のコーナーまでの距離は約400mあり十分に先行争いが行える。
コーナーを6回も回るので必然的にペースが遅くなることが多く、1周目のゴール前直線は見た目でもわかるほどペースが落ちる。
直線一気を決めるのは難しく脚質や仕掛け所が重要。
騎手の経験と力量が問われるコース
川崎競馬場2100m見取り図 空撮画像:グーグルマップ


川崎記念の傾向

近年のJRA勢強しだけど、地方馬にもチャンスあり
川崎記念は中央馬の出走が可能になった1996年から2012年まで17年連続で地方所属馬が馬券に絡んでいて「地方馬でもやれるGⅠレース」だった。

しかし、その記録が途切れた2013年以降は2015年サミットストーン3着、2020年ヒカリオーソ2着、2021年カジノフォンテン1着、2022年エルディクラージュ2着と10年で4頭しか馬券に絡めていない。

とはいえ17年連続で馬券に絡んでいただけに、他の交流重賞に比べたら地方馬にも大いにチャンスがある。そしてここ3年連続で馬券に絡んでもいる。


堅い
2003年に3連複、3連単と発売されたけれど、川崎記念では一度も3連複で万馬券が出ていない。

最高配当は94.1倍で、以下77.6倍、48.3倍と続く。
大荒れは期待できない。

3連単でも万馬券になったのは4回しかなく、最高配当は708.9倍。以下291.9倍、190.9倍、108.9倍と続く。

何故か最後は90円に統一されているので、万馬券ハンターはここを狙えば獲れるかも!?(狙えない)


勝負気配はわかりやすい
JBCクラシック、チャンピオンズC、東京大賞典のGⅠロードの後で1着賞金も一段下がるGIだけに勝負気配はわかりやすい。

特にJRA勢は敢えてここを狙ってきた馬と出られるから出る馬のニ極化が進んでいる印象。

ちなみに時期が悪いのは関係者も認識していたらしく、来年から川崎記念は4月開催になる。


過去10年のJRA vs 地方は?
勝利数 9勝:1勝
連対圏 17頭:3頭
複勝圏 26頭:4頭


【全23回】2000年以降で万馬券になったのは…
馬連×0回、3連複×0回、3連単×4回(6桁配当×0回)


【全23回】2000年以降で3桁配当で収まったのは…
単勝×22回、馬連×18回、3連複×11回、3連単×4回


リピーターが強い地方交流重賞
今年の該当馬は
2022年2着「エルディクラージュ」


平均配当(2000年以降)

券種平均配当最低配当最高配当
単勝351円100円1,820円
馬連991円140円7,520円
三連複1,853円200円9,410円
三連単8,642円800円70,890円


2000年以降の人気別成績

人気1着2着3着勝率複勝率
1人気137156.5%91.3%
2人気44517.4%56.5%
3人気37813.0%78.5%
4人気2128.7%21.7%
5人気1124.3%17.4%
6人気0050%21.7%
7人気0200%8.7%
8人気0100%4.3%
9人気以下0000%0%


川崎記念 地方馬成績(2000年以降)

地方馬が馬券圏内に入ったのは2000年以降で19例、過去10年では4例。

馬名所属着順人気
2022年エルデュクラージュ船橋2着9人気
2021年カジノフォンテン船橋1着4人気
2020年ヒカリオーソ川崎2着7人気
2015年サミットストーン船橋3着6人気
2012年フリオーソ船橋3着2人気
2011年フリオーソ船橋1着1人気
2011年ボランタス川崎3着2人気
2010年フリオーソ船橋2着3人気
2009年フリオーソ船橋2着3人気
2008年フリオーソ船橋2着2人気
2007年アジュディミツオー船橋2着2人気
2006年アジュディミツオー船橋1着2人気
2005年ウツミジョーダン岩手3着6人気
2004年エスプリシーズ川崎1着2人気
2003年ジーナフォンテン岩手3着6人気
2002年ゴールドプルーフ愛知3着5人気
2001年インテリパワー川崎3着4人気
2000年インテリパワー川崎1着3人気
2000年ナショナルスパイ大井2着7人気


独断と偏見に満ちた出走馬レビュー

1ニューモニュメント[JRA]
現役のダート馬で最も差し脚が豪快といっても過言ではない馬。

それだけに1番枠とは難しい枠に入ってしまった。

どうせ後方から追い込むとはいえ、前走から三段くらい上がったメンバーと川崎の短い直線を考えると1ミリもロスは出したくない所で、小崎にはなかなか難しいミッションが課せられた。

あとはテリオスベルがペースを上げてくれればいいなという他力本願だけど、捲り後に先手を取ってペースを上げても放置されそうな予感がしないでもない。


2スワーヴアラミス[大井]
川崎競馬に移籍して4戦を見ていると、地方オープンで戦える力は未だ十分に備えているけれど、エルムSや東海Sを勝った往年の実力はさすがに陰りが見えている。

交流GⅠで勝ち負けするのは難しそう。


3テーオーケインズ[JRA]
勝ちと負けを交互に繰り返して今回は勝利の番。

この後は登録がある2月25日のサウジカップに強行軍で出走するのか、少し余裕を持ってドバイWCに出走するのか、いずれにしても中東での出走がほぼ決まっている。

なので、ここはステップの一戦だけど、前走チャンピオンズCで馬券外に負けているし、去年のサウジCも惨敗だしで、1着8千万円の川崎記念を捨てレースにできるほど陣営に余裕はなさそう。

となれば、仕上がり状態や勝負気配は気にしないで良さそうだけど、馬が全力で走る気分になってくれるのかはゲートが開いてみないと分からない…。乗っている松山は返し馬である程度わかるみたいだけど。


4ペイシャエス[JRA]
捲りタイプが2頭もいる長距離戦だけに展開が読みにくい今年の川崎記念。そんな中でどんな展開にも対応できそうなこの馬の操縦性の高さは頼もしい。

今回ライバルになるニューモニュメント、ウシュバテソーロとは前に行けるというだけで脚質の利が相当にある。

3連複の軸ならこの馬の信頼度が一番高いと思うけど、勝てるのかと言われると…。前走もギリッギリでヴァンヤール(次走東海Sで12番人気)を差した訳だし。


5ウシュバテソーロ[JRA]
東京大賞典の覇者
勝ち時計も2分5秒0と近年の水準レベルは出している。

2000年以降のデータでは前年の東京大賞典勝ち馬が川崎記念に出てきた時の成績は【5-4-0-0/9】
勝率55.5%、連対率100%とパーフェクト。

データ的には間違いなく2着以内だけど、大井と川崎では直線の長さが段違いなのでこの脚質は不安点。

大井2000mは直線ポケットからの1周戦で、川崎2100mは2コーナーを回った所がスタート地点。レース距離は100mしか変わらないけど、スタート地点はかなり違う。

川崎競馬場は一周距離では浦和と一緒なのに4コーナーからゴール板まで80mも長くなっている。

よく浦和競馬場がトリッキーと言われるけど、川崎のコーナーも大概なきつさで追い込み馬には辛い環境。克服できるか?


6ノットゥルノ[JRA]
音無調教師が跳びが大きくて外枠が欲しいタイプとコメントしている大型馬で、実績ある大井2000mから小回りの川崎2100mはプラスには働かない。

さらに掲示板を外した3回が全部左回りで、左回り適性も微妙となれば川崎小回りで前走以上の信頼は置きづらい。

ただ前売り5番人気でテーオーケインズとの馬連でも10.6倍付いている。そこまで侮られているのであれば一考の余地を浮上させたいスケベ心。


7テリオスベル[JRA]
TCK女王盃から怒りの連闘

川崎2100mは1周目の直線で見た目にもガクンとペースが落ちるので、前走の大井1800mよりは圧倒的に捲りやすそう。

ただ前走で負けたグランブリッジやヴァレーデラルナがここに出ていても3~5番人気だろうと考えると、相手が強い。舐められてどこまで。


8エルデュクラージュ[船橋]
去年の2着馬もチュウワウィザードには離された完敗。

接戦の2~4着争いがヴェルテックスとブラックアーメットだったことを考えると今年の方がメンバーレベルは高い。

川崎の長距離レースは【1-2-1-0/4】と大得意で、間違いなく自分の分は走るので、あとはエルデュクラージュより強い馬が状態やら馬場やら展開やらでコケてくれた頭数分だけ浮上してくる。


9フォルベルール[川崎]
挑戦の意気や良しだけど、さすがに馬券になるには相手が強い。


10ライトウォーリア[川崎]
JRA在籍時の交流重賞の成績が散々だったので、どうなるのか興味があった東京大賞典は地方馬最先着の5着。

たった半年だけど、地方に移籍して馬が変わったと思って良さそう。

大外枠は明らかにプラス。

あとは捲ってくる馬にどう対応するのか。道中の展開が大きく荒れないようなら一発あっておかしくない。

押し出されるようにハナに立った後のテリオスベルが最悪のパターン。


川崎記念-予想-

まずはテーオーケインズの取捨を考えないといかんのだけど、敗因がハッキリしてないので結局どっち付かずになってしまう…。

陣営は短いレース間隔に敗因を求めているけれど、去年は休み明けのJBCクラシックで4着に負けて、1ヶ月後のチャンピオンズCで勝っていたりするので推測の域を出ていないし、平調教助手のコメントを見ていてもレース間隔敗北説にそこまで自信を持っているわけでもなさそう。

ハッキリしている部分としては帝王賞はペースを乱されたのが敗因とされていて、実際に後方待機組が上位を占めたわけだけれど、その時にペースを乱した犯人であるスワーヴアラミスがここにも出走。そしてそれ以上にヤンチャなテリオスベルまでエントリーしてきた。

帝王賞の再現があればウシュバテソーロとニューモニュメントの一点勝負で行けそう。


そんな追込-追込馬券を抑えに据えて、展開は大きく荒れないだろうと真っ当予想

◎ペイシャエス
◯テーオーケインズ
▲ウシュバテソーロ
△ライトウォーリア

順番を当てるのは難しすぎるので、資金の8割は3連複で!

blogmura

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